2019/06/28

エグゼクティブの「器」について

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

梅雨の季節と相まって、私はやや体調が芳し

くありません。

 

原因不明の扁桃炎と鼻水で、昨日まで一週間

ほど、大好きなお酒を断っていました。

 

周りにも扁桃炎になっている人が続出してい

るようですが、いったい何が起きているの

でしょうか…

 

 

 

さて、先日実際にあったエピソードです。

 

ウェブサイト経由で当社にご訪問いただい

た、あるエグゼクティブの方と、お話をし

ていたときのことです。

 

その方のお悩みは、

「社内のコミュニケーションが悪い」、

というたぐいの内容でした。

 

ひととおり詳しくお聞きした後、当社のサ

ービスについてお話をし始めたときのこと

です。

 

さっそく、ある違和感を持ちました。

 

その方、私の話に対して、リアクションを

いっさい取らないのです。

 

ただじっとして、

目を合わせることもなく、

うなずきもせず、

声も出さず、

腕を組んでいる。。。

 

という具合です。

 

 

私もこの仕事が長いので、相手が誰であろ

うと、躊躇はしません。

 

話し始めて2~3分で、私も黙りました。

 

すると、お相手が私を見ます。

「どうしたの?」とでも言いたげな顔

です。

 

 

私はこうお伝えしました。

「あまり、興味なさそうですね」

 

お相手

「あ、いえ。聞いてますよ」

 

「部下に対しても、普段そうやってお聞きに

なっていますか?」

 

お相手

「???」

 

「たいへん失礼ながら、私が●●さんの

部下だったら、早々に話を切り上げたく

なると、思います」

 

お相手

「え?どういうことです?」

 

やや気分を害された様子です。

 

 

私は簡単に説明しました。

 

要するに、会社のコミュニケーションが悪い

理由がこの場に現れている、と。

 

「トップが話を聞いていない」会社だとい

うことを、あなた自身が体現しているのですよ、と。

 

社員のコミュニケーションが悪いのは事実かも

しれませんが、

社員はトップのマネをするものですしね。

 

とても社内の雰囲気がわかりました、とも

お伝えしました。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

コミュニケーションが悪いと悩んでいる

ご本人。

そのご本人のコミュニケーションの取り方が

そもそも悪い。

という、パラダイムは、よくあることです。

 

 

「私が●●さんの部下だったら、

早々に話を切り上げたくなると、

思います」

 

私は、この一言のフィードバックだけでも、

この方の会社にとって、数億円分の価値が

あるくらいだと、確信していました。

 

ダラダラとコーチングやコンサルティングを

続けるより、

 

この一言によって、もしこのエグゼクティブ

の方が変わったとすれば、

 

職場での情報の流通量は、活性化するはず

です。

 

相手から情報を取ろうと思えば、それなり

の態度(もはやマナー)は必要です。

 

エグゼクティブになれば、誰もそれを指摘

してはくれません。

 

だから、赤の他人の私が指摘したのです。

 

 

年上の方に対して、たいへん失礼かとは思い

ましたが、

この方の背後には、数百人の社員がいらっし

ゃるわけです。

 

あとは、この方が、指摘をどう受け止める

か、です。

 

「初対面なのに、失礼な奴だ」と、

指摘されたこと自体に腹を立てるのか。

 

「たしかに、その通りかもしれない。

たくさんの貴重な情報をスルーさせていた

かもしれない」

と、指摘された”内容”について内省するのか。

 

これは、その人の「器」の大きさ次第です。

 

 

このエグゼクティブの方の名誉のために、

加えさせていただきますと、

 

この方は、

「気づきませんでした。

こんな指摘を受けたのは何年もなかった

です」

と、苦笑いをされていました。

 

そして、「では、お話の続きお願いします」。

と、すっかり別人の態度でお話を聞いてくださいました。

 

 

これが、エグゼクティブである方の「器」

です。

 

 

指摘を受け入れる

 

 

本音を言えば、私も苦手な方です。

会社では、階層が上がるほど、指摘をして

くれる人がいなくなり、

してくれるのは、友人か家族くらいのものでしょう。

 

でも、その指摘が、皆さまの職場の生産性を

飛躍的に上げるものだとしたら?

 

 

 

 

本日のコラムはここまでです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

~人生とビジネスをフローにするために★☆

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

われわれは、たとえどれほどの恥辱を

 

みずから招いたとしても、

 

ほとんど必ず、自分の力で名誉を

 

挽回できるものである。

 

 

 

※写真は、琥珀色の珈琲。

熊本にある、「アロー」さんにて。

東京オリンピック創業以来50年

休んだ日が14日間のみ。

80代半ばのマスターがみずから煎れて

くれました。

 

IMG_8062

2019/06/10

「ミッション」を再考してみる①

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。
梅雨らしく、少し肌寒い季節になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

先週、当社の新たなコンテンツについて
発表をかねたセミナーを開催いたしました。

 

ご参加いただいた皆さまからは一様に、
「懇切丁寧なサービスですね」
と、評価をいただき、たいへんうれしく
思いました。

 

新たなサービスについてのご紹介は、
場をあらためてさせていただきますね。

 

ご参加いただいた皆様、その節はありがとう

ございました。

 

 

さて、平成から令和となってはや1カ月。
この間、私と会社、家族にとっても色んな
ことが起きていました。

 

ホットな話題は、長男です。

彼は今年中学を卒業し、今は系列ではない

高校に通っているのですが、

 

彼が中学の卒業論文で書いた内容が、今まさに

彼自身の人生を大きく変えるかもしれないタイ

ミングにいます。

 

論文のテーマは、「この世は仮想現実か」という

熱のこもった論文でした。

総数23ページにわたり、「シミュレーション説」

をさまざまなデータで補強していくロジックは、

もはや私の理解をはるかに超えた世界観です。

物理的・量子的観点から、実在論を検証するデー

タの要約は、ハッキリ言って圧巻でした。

 

それが、ある高名な方の目に留まり、長男と

面会の機会を設けることになりました。

 

彼自身、人生が大きく振れる実感を今している

ことでしょう。少しドキドキしている様子です。

 

私も親として、彼の人生を良いものにするため

の役割を、淡々とこなすことにしています。

 

 

 

というわけで今回は、そんな出来事から感じた

ことについてお話します。

 

 

私は仕事上の「ミッション」なるものを、普段

大切にしています。

 

もちろんクライアントの皆様にも、その大切さ

をしつこいくらいにお伝えしています。

 

 

ミッションとは「使命」。

 

組織、企業でいうところの、「事業目的」と

も言えます。

 

そもそも私たちは、

なぜこの仕事をやっているのか、

なぜこの事業を起こしたのか、

なぜ存在しているのか、

 

その「なぜ」という、そもそもの想いを言葉

にしたものだと解釈しています。

 

ミッションは常に、迷ったときに立ち戻る

理念であり、それを追求していくことが、

理想の世界(ビジョン)の実現に近づくこと

だ、と。

 

 

ちなみに当社のミッションは、

 

「私たちは”システムズアプローチ”を駆使し、

 

組織とチームが本来の力を取り戻すための環境を

 

作ります。

 

そして、ひとりひとりが力を育み、創造性を

 

発揮できる、彩りある社会づくりに貢献することを

 

目指します。 」

 

という、少し長いステートメントです。

 

これは、

私が社会に関わる仕事人として、実現した

いと思っていることを、できるだけ言葉に

してみたものです。

 

ミッションを追求し、実現できるといいなあ、

と思う、理想の世界の姿(ビジョン)もこの

中に込めています。

 

 

ところで、このミッションの由来ですが、

多くの方はご存知ですね。

 

キリスト教から由来する言葉です。

 

それは「使命」の意味の前に、「使節」と

いう意味が立ちます。

 

伝道や布教のための活動は、ミッションの

そもそもの意味をなす言葉だということです。

 

したがって、このミッションというのは、

実は使用するに注意が必要です。

 

ミッションを追求するあまり、それが唯一

の正義であり、それ以外は認めない、

といった考え方にもつながります。

 

ミッションを絶対のよりどころとするあまり、

 

許容力のない人になったり、

それを認めない他者を攻撃する、といった

 

カルト的な行動にも走らせる動機になる恐

れがあります。

 

 

ここで、ミッションの表現の仕方について

私の思うところをお伝えします。

 

それは、

「言葉にしすぎない方が良い」

ということ。

 

こういうものは、正確に、明確な言葉に

しすぎない方が良いと思います。

 

言わずもがな企業は、個人の集まりです。

 

それぞれの価値観やミッションを持った

人の集まりです。

 

それを、そもそもひとつのミッションで

説得しようとすることに、無理があると、

言ってしまえば元も子もないですが。

 

でも、必要なものです。

 

それは、

 

一人では実現できないことは、

 

複数の人の力を合わせてなら、実現できる

 

可能性があるからです。

 

 

つまり、何かを成し遂げたいと思っている

 

ときに、自分だけではできないから、他の

 

人をつなぎとめる、精神的な粘着剤のよう

 

な役割を果たすものです。

 

 

だから、言葉を尽くさない方が良いのです。

 

 

仏教用語にも、「不立文字」という言葉が

あるように、

 

想いは、想い。だからです。

 

真理は、言葉で表すことはできません。

 

 

言葉として出し尽くしてしまったとき、

ミッションは、案外「陳腐な表現」に落ち

着くものです。

 

がっかりするぐらいシンプルだったり、

どこかの企業でも使われているような、

ありふれたものになったりします。

 

言葉に尽くさない方が良いでしょう。

想いは、想い。だからです。

 

 

真理とは、意外とあいまいで、しかも

確実に感じることのできるもの、

 

というものだと、私は思います。

 

 

それぞれに個人のミッションをもって集

まった人たちがいて、

 

その人たちの力を、精神的な粘着力でつ

なぎとめるなら、

 

ミッションは、解釈の余地を残しておいた

方が良いでしょう。

 

 

次回メルマガは、「個人のミッション」に

ついて、触れたいと思います。

 

 

それでは、今週もお元気でお過ごしください。

 

 

 

 

~人生とビジネスをフローにするために★☆

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

 

われわれは己の欲するところを

 

知り尽くすには、ほど遠い。

 

 

 

※写真は、本文とは関係ありませんが、

最近始めたフラメンコギターの楽譜。

超初心者ががんばって「ハバネラ」を

弾いてます(笑)

 

IMG_8147

 

コーチングで東京で人気の株式会社リバース・フロウのお知らせをご覧ください

ビジネスコーチングを受けたことのない方も、ひとりで解決できない課題があるなら、まずはお気軽にご相談ください。
個人の能力が高いはずのプロスポーツ選手にも、必ずコーチがついています。ビジネスコーチとは、クライアントの能力を引き出し、第三者的な立場から冷静にアドバイスを送り、親身になってビジネスの目標達成へと導く心強い存在です。
東京の株式会社リバース・フロウのお知らせページでは、各種メディアへの掲載情報や取材情報などもご紹介しております。どんな会社がどんなサービスを提供しているのか気になる方も、ぜひお知らせページにてご確認ください。

CONTACT

お電話でのお問い合わせ 03-4540-4327 営業時間 月~金曜日 8:30~19:00

メールでのお問い合わせ

お問合わせ内容ごとにフォームを設けております。
以下のページよりフォームをお選びください。

お問い合わせはこちら