2019/10/01

仕事ができない人って本当にいるのか?

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

いつの間にか、10月ですね。

今月はたしか、ハロウィンでしたっけ?

またぞろ今年も、街にはそういう人たちが

湧いて出るようにあふれ、ゴミやなんかで

景観を汚すのでしょうか。

 

それと、今月から、消費税が10%になりましたね。

世の中のものが急に2%も値上がりした感があります。

とはいえ、周りを見ていても、皆さん案外冷静ですね。

 

こうやって世間というのは、

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のごとく、

なんとなくユルっと変化を受け入れていくのだ

ろうなあ、なんて思う今日この頃です。

 

 

今回のコラムテーマは、

「仕事ができない人なんて、本当にいるのか?」

についてです。

 

「あの人(主に部下)は、仕事ができなくて困っている…」

 

仕事柄、よくこのセリフを耳にします。

特に、たいへん優秀で仕事のできるリーダーから。

 

皆さまも、こう思う人を一人や二人は思い浮か

べることができるかもしれません。

 

かくいう私も、白状しますと、以前はそう
いう思いを強く持っている一人でした。

 

できれば一緒にいたくない。。。

自分のチームには関わってほしくない。。。

 

私のサラリーマン時代の逸話をご存知の方も

いらっしゃると思います。

「仕事ができない人の気持ちがわからない」

と真剣に悩んだくらいの、

今ならぜったい一緒に働きたくないタイプの

上司だったと思います。

 

しかし私もこの人材育成、組織開発の仕事に

携わるようになって、かれこれ10年経ちました。

 

 

最近、昔の私と同じことをおっしゃっている

場面に立ち会うと、思わず聞いてしまうことが

あります。

 

「仕事ができない人って、例えばどんな人ですか?」

 

すると、色々出てきます。

 

「気遣いができない」

「約束を守らない」

「こちらの期待を裏切る」

「言われたことすらできない」

「話を聞いていない」

「勝手に自分の解釈で間違ったことをやる」

「仕事を覚えようとしない」

「感情的になって仕事を放りだす」

「いつも同じミスを繰り返す」

 

などなど…

色々と出てきます。

たしかに、こうした部下を持つ上司は、

本当にご苦労されていることでしょう。

 

ところで、そんな思いを持っている人に質問

です。

 

「そうした行為が、なんで、仕事ができない

ことになるのですか?」

 

 

少し大きな話をすると、

現代の資本主義がうまく機能してきたのは、

せいぜい1990年代までです。

 

その中では、

「仕事ができる = 利益を上げられる」

つまり、利益を直接会社にもたらすことで、

会社に評価される人。

こういう人が、仕事ができる人ということに

なっていました。

 

 

今、この2010年代後半では、どうでしょう?

 

「仕事ができる」ということを、再定義した方が

良くはないですか?

 

 

確かに会社は、利益をもたらしてくれる人には

ずっといてほしいし、

できることなら、もっともっと稼ぎを生んで

ほしいと思っています。

 

しかし、彼ら「稼げる人(仕事のできる人)」

を働かせ続けられる”枠組み”はどうなっているでしょう?

 

いわゆる90年代型の「仕事のできる人」を

存分に動かし続けられるために、そのフィー

ルドを確保することは、どんどん難しくなって

きているのではないでしょうか?

 

その理由はいくつかあります。

 

 

1)稼げる職種が変わりつつある

例えば、営業任せだった業種にイノベー

ションが起きて、営業がいらなくなる。

 

 

2)求められるリーダーのタイプが変わりつつある

 

例えば、「背中を見せる」タイプのリーダー

で、本当にそれだけでついてくる部下がた

さんいたが、今では「説明してくれないと

わかりません」という、部下に変化した。

 

3)「決まった市場で決まったものが売れていた」時代が変わりつつある

 

例えば、既存顧客の業態の変化、ライフス

タイルの変化に気づかず、ずっと良い関係

だったお客様ばかりに気を取られていたら、

気づけばそこからの売り上げはドン尻だった、など。

 

こうした、「枠組みの変化」は、パラダイム

シフトとも呼ばれていますね。

 

では、これからの時代について考えてみると、

 

古い枠組みでは活躍できていた人たちが、

その枠組み自体がなくなってしまい、

結果、仕事ができる人ではなくなった、という

ことは大いにありうるわけです。

 

ということは、

 

今「仕事ができない」と、皆さんが思っている

人たちは、これからも「仕事ができない」ので

しょうか??

 

そんなはずはないと、私は思います。

 

 

耳の痛い話かもしれませんが、

 

 

仕事ができないと悩んでいる人の多くは、

 

その人の力を活かすことができていない

 

という課題をお持ちのような気がします。

 

 

 

例えば、

 

営業の苦手な人を、営業部門に配属し、

 

「君は営業だろ!結果を出せ」と言っても、

 

どう考えても、結果は出るはずありません。

 

だって、営業が苦手なのですから。。。

 

 

世の中、こんなシンプルだけど矛盾している

ことが、多く目にされます。

 

上の例で言えば、

 

営業が苦手なら、そもそも最初から営業部門

に配属させなければ良いだけです。

 

 

運動が苦手で、絵を描くことが好きな人を、

むりやり運動部に入れたうえに、

「君は運動部だろ!なんでいつも補欠なんだ」

というくらい、滑稽なことですよね。

 

 

大げさですが、こうした現象を見るにつれ、

まだまだ私たちは、日本が軍事国家だった

頃の雰囲気

 

つまり、

 

「貴様らは、日本人だろ」

という、有無を言わさず、上からアイデン

ティティを押しつけるような、

あの雰囲気と、とてもよく似ているのです。

 

したがって、90代型「仕事ができる人」は

大義のために、自己犠牲を進んでできたのだと

思います。

 

 

しかし、今は違います。

 

VUCAの時代、自己犠牲を進んでやった人

が必ずしも幸せになるとは限りません。

 

会社で言えば、どの職種が、どの部門が、

いつスポットライトを浴びるのか、わからないのです。

 

たしかに、

「話を聞いていない」とか

「約束を守らない」などといった人は

困ります。

 

でも、こういう人たちは「仕事ができない」

のではないのです。

 

人としてのマナーを知らないだけなのです。

 

そこに、上司が「あいつは仕事ができない」と

いったんレッテルを張ってしまったら、

もうその人は、そのレッテルをみずからはがす

ことができなくなってしまうでしょう。

 

そんなセリフは、上司であるほど控えなければ

なりません。

 

その代わり、

「約束を守る」

「話を聞く」

ための教育を、家庭に代わってしてあげて下さい。

 

 

企業のあり方といのはこれからの時代、

 

「再教育の場」でもあるべきだと、私は

 

思っています。

 

 

繰り返しますが、これからの時代、

 

「あいつは仕事ができない」と言えば言うほど

 

「私にはあの人を活かす力がない」と言って

 

いるのと同義になります。

 

 

冷静になりましょう。

 

もう良い年の大人に、苦手なことをさせたって

 

できるようになるはずありません。

 

 

少し引いて見てあげてください。

 

彼、彼女をどうしたら、どこに行かせたら

 

力を発揮させてあげられるのかを。

 

 

 

本日も、最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

 

~人生とビジネスをフローにするために★☆

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

賢者は、征服よりも、深入りしないこと

 

を得策とする。

 

 

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