2020/06/29

マスク必須の社会に、ちょっと不安になった話

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

この暑い季節、マスクをするのは花粉の時期だけでじゅうぶんだと思う今日この頃です。

 

密を避けよう。

この絶対原則が世の中に浸透してきましたね。

三密を避けるとは、いわば命を守るために、

 

「人と触れるな」(菌をもらうな、バラまくな)

「人は汚いものだと思え」(消毒をしろ)

「人に表情を見せるな」(マスクをしろ)

 

と言われているに等しいのではないかと、思ったりもします。

 

ご存知でしょうか?

われわれ人類の祖先であるホモサピエンスが、多種のライバルとの生存競争に生き残ったのは、約20万年前。

 

ある人類学者によれば、人類が現代まで生き延びてこられたのは、物理的な2つのことがあったからだと言われています。

つまり、この2つがないと、とっくに私たち人類は死滅していたということです。

 

ひとつは「代謝」です。

呼吸や排せつなど、「体内にものを採り入れて、外に出す」という機能です。

まずこれがないと、人類は生命は維持できなかったことでしょう。

まるで「無菌」状態を目指しているかのような昨今の世の中ですが、良い菌が多くなって悪い菌を体外に出す、という働きもまた代謝だということを、忘れてはいけないと思います。

 

もうひとつは「コミュニケーション」です。

これを聞いて、意外な思いがしました。

コミュニケーションのイメージが、生命維持よりももっと高い位置づけにあるような気がしていたからです。

しかし、類似する記事や本を読んでいくと、納得できました。

 

人の脳の構造は、3層からできていますね。

その最もコアにある部分は「脳幹」と言われ、いわゆる「爬虫類脳」とも呼ばれています。

この脳の部分は、「生きる」ための感情、思考、行動を促します。

 

生きるために、もっとも恐れなければいけないこと、それは「死」です。

 

命をおびやかすもの。例えば、当時なら

サーベルタイガーなど獰猛な野生動物の存在、

他部族による襲撃

劇的な気温の変化

疫病

などなど、当時もさまざまあったのだろうと思います。

 

ですが、私が「なるほど」と最も納得したのは、

命をおびやかすもののひとつに「孤独」というものがあったということです。

 

当時の孤独とはおそらく、今私たちが味わっているような孤独とはレベルが違うものだったのでしょう。

つまり、狩猟生活のなかで「孤独」になるということは、

「コミュニティに入れない」ということ。これはつまり、

「メシにありつけない」ということ。そうするとつまり、

「死ぬしかない」ことになるのです。

 

それを避けるために、コミュニケーションをとり、仲間と意思を交わし、感情を通わせ、

お互いを良く知り、他者の喜ぶことをしてあげて、仲間意識を相互に高める。

 

ということを考えると、コミュニケーションというのは、

命の危機を回避するために、必須として身につけなければならないスキルだった

といえるのではないでしょうか。

 

「コミュニケーションの目的は、生存するため」

だったと言っても過言ではないかと思います。

 

原始仏教の文献に残っていますが、罪を犯した門弟に与えられる最も重い罰は

「無視すること」だというくらいです。

 

生死を左右するほどのコミュニケーション、であるはずです。

 

 

そして、今の状況をあらためて見てみましょう。

 

「人と触れるな」

「人は汚いものだと思え」

「人に表情を見せるな」

 

図らずも、まるでコミュニケーションを人類から奪おうとするかのような、この動き。

 

人に触れることで、できていた意思や感情の疎通が奪われ、

人の気持ちを読み取ろうとすることは、マスクによって遮断されました。

 

おおげさかもしれませんが、私は勝手に、人類の生存の危機を、なんとなく感じざるをえません。

 

「無菌」という大義名分のもとに、

免疫力が奪われるどころか、

生きる術のひとつであったコミュニケーションまでも、形を変えて少しずつ奪われているような。

 

少し空恐ろしいことをつぶやいてしまいました。

しかしながら、今こうしている間にも、コロナ感染は拡大の一途をたどっていることも事実です。

 

新型コロナへの耐性が身につくのが先か、

あるいは、免疫が低下し、孤独に耐えきれなくなるのが先か。

 

もっとも、私は、いずれ人類は新型コロナ克服すると思っています。

しかし、その後のケアの方がよほど大切だとも思っています。

 

つまり、人間どうしによる相互のケアです。

コミュニケーションの遮断によって奪われたものは、経済などでは計り知れないほどの深刻なダメージをもたらすように思えて仕方ありません。

 

無菌状態であることに神経質になりすぎず、

 

安全な場所ではできるだけ、

 

「大丈夫だからね」と触れ合い、

 

マスクを取って表情を見せ、

 

大声で笑ったり、議論をしたり、涙を流したり、

 

感情的な摩擦を通わせることが、

 

長い目で見た「命の保全」になるのではないでしょうか。

 

 

人間らしさとは何なのか、この時期にとても考えさせられることですね。

 

一日も早いパンデミックの終息と、安心の回復を祈っています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

幸運に圧しつぶされないためには、

不運に堪える以上に

大きな徳を必要とする。

2020/06/23

料理の失敗を重ねて学んだこと

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

ここ数日、梅雨らしい湿気の多い日が続いていますね。

全国的に緊急事態は解除されましたが、「緊急事態前に戻ることはできない」

という認識を、私たちはもつ必要があると思っています。

 

そんな新たな生活様式を試みるなか、私自身があらためて気づかされたことについて、今回はつづっていきたいと思います。

 

この新生活様式で手に入れたいくつかのことがある、と先日お話ししましたが、

その中に、「料理のレパートリーが増えた」という成果もありました。

 

しかし、それは一言でいえば、私の「自己満」の生活様式かもしれない、と気づかされた一件についてです。

 

自粛をいいことに仕事ばかりしている自分が、いかにも能がないなと思い、

家族にとって少しは役に立とうと、いくつかの新たな料理のレパートリーに挑戦をしました。

 

いくつかは美味くできました。家族の評判もそこそこです。

しかし、いくつかは、自分でも「ぜんぜん美味くない」のがわかるのです。

 

美味くない料理というのは、いったん出来上がってしまうと、あとで必死に味付けを変えようとしても、やはり美味くないままです。

 

その美味くない料理を、息子たちは「ふつーにうまい」と言いながら食べるのですが、少し手を付けた後に、昼ご飯の残りを食べ始めました。

明らかに私に気を遣ってくれているのが伝わり、よけいに落ち込んでしまいました。

 

 

「人間、失敗からしか学べない」と、いつも私は言っています。

 

ですから、ここから学んだことを謙虚に挙げていこうと思います。

 

 

まず1つめ。

 

「マニュアルどおりにやることの大切さ」

 

「勘」とか「感覚」というのは、ある程度経験を積まないと養うことができません。

これはもちろん、仕事でも同じですね。

勝手に我流を通す人がいますが、うまくいくのは、「偶然」か、「よほどの天才」か、です。

天才は、世の中の0.5%という確率を見れば、ほとんどの場合、

「たまたまうまくいった」のを自分の実力だと信じているケースが多いのがわかります。

守破離とはよく言ったもので、感覚に自信がつくまでは、ひたすら「守」を通すことの大切さを、痛感しました。

 

 

そして2つめ。

 

「全体を俯瞰することと、段取りの大切さ」

 

マニュアルどおりに料理を進めても、突然「え?こんな下ごしらえ、どこに書いてあったっけ?」ということに何度も出くわします。

これはつまり、マニュアルに取りかかる前に、すべて最後まで読み切ってから、成果のイメージをすること。

そしてようやく、実際にことに取り掛かる、ということが必要だったと気づいたわけです。

 

 

最後に、3つめ。

 

「妻の打率が”10割”であることのスゴさ」

 

これが私にとっては最大の驚きと気づきでした。

今まで妻の料理を、一度も「美味くない」と思ったことがなく(むしろ、毎回美味い)、

それだけでも十分であるのにかかわらず、

その美味さを、ムラなく「毎日2~3食、ひたすら20年近く作り続けている」ことに、えも言われぬ畏敬の念を覚えたのです。

「打率10割 20年間」という驚異です。達成が難しい、とかいうレベルではありません。

世の中の母親という存在に、深い感謝と尊敬の念が沸き上がってきました。

 

 

思えばこの外出自粛期間というのは、私に、人生にとって大切なことを気づかせてくれた期間でもありました。

 

むろんこれまでも、「自分はただ仕事をして、家族を食べさせていれば良いんだ」という考えは持っていませんでしたが、

もう少し地に足のついたところから、今の自分を見直すおおきなきっかけを、この期間は私に与えてくれたと、ひとり感慨に浸っています。

 

 

こうして得た経験は、私にとってかけがえのないものとなりそうです。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

何かを強く欲する前に、

現にそれを所有する人がどれだけ幸福かを

確かめておく必要がある。

 

2020/06/16

オンラインでも信用は築けます

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

梅雨入りというのに真夏のような暑さですね。

今年は特に、真夏であってもマスクをしなくてはいけないという社会的なプレッシャーもあり、皆様も体調管理にはいつもより気を付けていただきたいと思います。

 

さて、リモートワーク、オンラインコミュニケーションという形態がすでに一般化した昨今、

初対面の方であっても、オンラインでコミュニケーションを交わし、ときには営業もする場面が増えています。

 

そんな中で、やはり困っている方は多いようで、

「実際に相手先に出かけていって話をしないと、なかなか信用を得られない」

「リアルに顔を合わせないと、信用してもらえない」

といった声をよく聞きます。

 

私も20年におよぶサラリーマン生活は、ほぼ営業一筋。その気持ちはよくわかります。

 

でも、本当にそうでしょうか?

本当に、実際に合わないと、相手は私たちのことを信用してくれないのでしょうか?

 

私の会社には、この数カ月間で、リモートワーク、オンライコミュニケーションの取り組みに関する、さまざまな知見がたくさん集約されています。

こんな短期間に、ひとつのテーマに関してこれほど多くのデータが集まったのは、初めてのことかもしれません。

 

データをさまざまな角度で分析していると、よくわかってきたことがあります。

 

それは、

「リモートでは信頼が得にくい」という定説は、必ずしも真実ではない、ということです。

 

実際、私もコロナ拡大のさなか、「初めまして」という形で新規の営業をしています。

もちろん、オンライン上で、です。

そして、先方様は現在、当社のクライアントです。

 

こうした経験と、多くのデータをもとに、上記の結論に至りました。

 

つまり、

オンラインで信用を得ることに、さほど大きな障害はない、と。

 

では、なぜ私たちは、オンラインでの信頼関係構築に、苦手意識を持つのでしょうか?

 

その主な理由を挙げてみます。

1)実際に顔を突き合わせないと、わからないこともある(相手の人柄など)

2)こっちの熱意や誠意が伝わらない

3)細かなニュアンスが理解し合えない

など、といったところでしょうか?

 

要するに、

「オンラインだと、心理的な距離を縮めることができない」

ということになりそうです。

 

たしかに以前のコラムで私は、「オンラインはとにかく消耗させられる」と書きました。

無意識下でオンライコミュニケーションに激しい消耗を感じていることは、事実だと思います。

 

ですが、だからといって「心理的な距離感を縮められない」ということとイコールにはなりません。

 

<オンラインに対する苦手意識の理由>

 

ということで、ここからその理由について、少し掘り下げます。

 

理由その①

一言でいうと、

 

「オンラインは怖い!」と本能が感じている、ということです。

 

私たち人間はそもそも、命を守るために、「できるだけ省エネで生きよう」とする本能が備わっています。

ですから、むやみに消耗させられるオンライコミュニケーションも、本能的に避けたいと思うものです。

言い換えれば、

私たちは、オンライコミュニケーションを怖がっているのです。

 

 

理由その②

元も子もないですが、

 

「オンラインは難しい」ということは、思い込みである、ということです。

「足で稼ぐことが営業だ」

「相手を知るには、会うことこそ大事だ」

というのは、功罪があります。

 

メリットは、「相手のためだけに時間を使う」という誠意を見せられるということ

それだけに、相手には私たちに対する「情」が生まれ、それがやがて信頼関係につながる、と私も若い頃よく言われました。

実際にこのことは否定できないと思います。

 

しかしデメリットは?

一言でいうと、「ムダが多い」ことです。

 

ハッキリ言いますが、営業は足では稼げません。

足腰が丈夫でも頭が弱ければ、成績を挙げることはできません。

何も考えなくても訪問さえしていれば良い、という定説にはそもそも無理があるということです。

 

そして、そもそも見込みのない先に、わざわざ時間とお金をかけて訪問したり、ムダな飲み会でさらに時間とお金を使い、仕事をした気になっていた経験は、私にもあります。

 

こうしたことを考えると、「実際に合わないと心理的な距離を縮められない」ということに、果たしてどれほど信ぴょう性があるのかな、と思いませんか?

 

つまり、会わないと成果は得らえないというのは、思込みかもしれないということになります。

 

 

ここで、上記定説への、ひとつの結論です。

 

もちろん私は、実際に会いに行くことがムダだ、とは毛頭思っていません。

 

むしろ、これからは「実際に会うことが、これまでよりもいっそう価値を感じさせる」と思っています。

つまりそれには、「会う人を選ぶべき」だと思うのです。

オンラインコミュニケーションが一般化されつつある昨今、コロナ感染のリスクを背負いながらも「時間とお金をかけてわざわざ会いに行く」ということ自体、これまでにないほどの価値を相手に感じさせるでしょう。

 

これからは、会うべき人を選ぶことによって、古い定説は終わらせることができると思っています。

 

 

では、そんな時代に、オンラインで信用を得るためのヒントをご紹介します。

 

オンラインで信用を得るための必要な3要素

1)段取り9.5割

2)エンパシー能力

3)わかりやすさ

 

 

1)段取り9.5割

リモートコミュニケーション時代は、もう「8割」ですらありません。

相手とどれほど質の高い時間にするか、段取りがすべてを決めます。

「会えばなんとか、取り繕える」というごまかしもできません。

段取りは、これまで以上に、相手に対するマナーとなります。

ただでさえストレスの多くなるリモートコミュニケーションです。最低限のITリテラシーはもちろんのこと、相手に作業を強いるようなことはも、最低限に抑えるべきです。

 

 

2)エンパシー能力

共感です。当たり前だと言われそうです。

しかし、共感とは、ただ相手の言っていることにうなずいていることではありません。

共感には、必ず「傾聴力」と「質問力」がセットになってついてきます。

雑談が大事だからといって、自分のことばかり話す人がいます。

こういう人は、相手からの共感がほしいのであって、相手に興味を持っているわけではないのです。

 

エンパシー能力とは、相手に好奇心を働かせ、想像し、自分の経験と照らし合わせ、たくさんの情報を傾聴と質問によって集積し、相手の本当のニーズを理解する力です。

 

 

3)わかりやすさ

見た目、伝え方のことを言います。

オンラインでもっとも意識が向くのは、相手の「見た目」です。

次に、「話し方と声」です。

カメラに映っている自分に、鈍感な人が多いですね。

カメラはその画質にもよるのですが、明かりが暗かったり、逆光だったり…

カメラを上から眺めている「上から目線」だったり…

不機嫌なのかな?と思わせるような表情は、それだけで損しています。

 

そして、伝え方のわかりやすさ。

オンラインでは、抽象的なことを言っても伝わりません。

こういうときこと、普段私は嫌っているのですが、テレビのコメンテーターのように、わかりやすい表現、声のトーンを見習う必要があります。

そして同じくらい大切なのが、「リアクション」です。

「あなたのことを理解している」「共感できる」というときに、なぜか無表情で、うなずきもしない人がいます。

この癖は、これからの時代に損をしてしまうでしょう。

今こそ、時代に合わせてアップデートするときです。

 

以上、3つのヒントでした。

 

いかがでしょうか。

 

オンラインでも、相手の信用を得ることはできます。

ただしそれには、これまでなんとなく「常識だ」と思ってきた、コミュニケーションの重ね方を疑う必要があるのです。

 

たしかに、実際に会ってしまった方が話は早いこともあります。

ですが、それには今後リスクが伴ってしまう、ということも事実です。

それを前提に、「実際に会うケース」、「オンラインでコミュニケーションを重ねるケース」を、明確に分けることをお勧めしたいと思います。

 

 

そして最後に、言いたいのは、

「戸惑っているのは、相手も同じ」だということです。

 

慣れない環境で相手も戸惑っているのであれば、場をリードできる余白はこちらにある。

ということも、事実ではないでしょうか。

 

 

時代にふさわしいコミュニケーションの在りようを、これからも考えていきたいと思います。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

才があって
愚かな人はいるが、

 

分別があって
愚かな人は決していない。

2020/06/02

パンデミックで得たことを整理しました

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

今回のコラムは、「オンラインコミュニケーション」のhow toを一回休み、

個人的な考察を共有したいと思います。

 

よろしければ皆様もこれを機に、一緒に考えてみませんか?

 

全国で緊急事態が解除され、はや一週間が経ちましたが、

世間に流れる空気は、「待ちに待った」とは程遠いですね。

 

それにしても、、この状態はこれからどうなっていくのでしょう。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ように、この少し緊張感ある空気はやがて、知らず知らずのうちに溶けてゆくのでしょうか?

 

そうはならない気が、今はしています。

 

私たちはこれから、パンデミック後の新しい時代にふさわしい、新しい生き方が求められていると思います。

この緊急事態を通し、「次の時代に備えるように」と忠告を受け続けていた気がしました。

 

ここで一度、この期間に自分に起きたことを振り返り、あらためて整理してみたいと思います。

ざっと振り返ってみれば、やはり私も、次の時代に向けての「アップデート」の準備をしていたんだな、と思いました。

 

まず、私の心理的なバイオリズムは、こうでした。

 

・「パニック期」

パンデミックが本格化して緊急事態になった最初の1~2週間。

仕事のスケジュールはほとんどがキャンセルまたは延期。

子供たちが3月早々に休校で、一気に家がパンク状態。

 

・「ソワソワ期」

2週間を過ぎたころから。

あれもしなければ、これもしなければ、売り上げをなんとかしなければ…

頭に思い浮かぶことを次々と企画書に起こしてはボツにする、の繰り返し。

SNSの情報やデマ、これまでにないほど、他人の行動が気になる、など。

 

・「落ちつ期」

世の中の動きを非常に冷静に見られるようになる。

SNSを見なくなり、イライラしている人たちを冷めた目で見るようになる。

身の回りを整理整頓したり、早朝に公園を歩きながら花や鳥を眺めたり、

身近なものに、妙に新鮮な気持ちになったり、など。

 

・「気づ期」

1カ月半くらいから、「この生活がむしろ良い」と思い始める。

人生にも仕事にも、シンプルさを求め始める。

自分にまとわりついていたあらゆるムダを見直す。

頭が冴え、これまでなんとなく考えていたアイデアを形にするための動きなど、

自宅でこもることでしかできないことに気づく。

さらに、仕事に関わるすべてのサービスを、在宅で完了できることも

わかる、など。

 

ではここから、私が個人的に「得たこと」、「捨てたこと」、「新たに始めたこと」などについて、

具体的に整理してみました。一例をここで挙げてみます。

 

1)得たこと

・時間:最大の資産。これがなければ、以下のことは不可能だった

・料理のレパートリー:家で仕事だけしている自分が無能に感じた

・免疫力:毎日エクササイズ、2日に一度の筋トレ

・オンラインワーク設備:腰痛防止グッズ、zoom用の背景シート委、デスクトップPC、オンラインカメラなど

・睡眠時間:以前より1時間プラスで体調が万全

・世界中とのコミュニケーション機会:オンラインフル活用で海外の旧友と再びつながる

 

2)捨てたこと

・移動にかかる時間と費用

・対面にこだわる仕事スタンス

・ムダに多かった飲み会

・それほど必要じゃなかった縁(意外なほど多くの人と縁が切れました)

 

3)新たに始めたこと&計画

・オンライン飲み会&カフェ:飲みに行かなくても、会いたかった人に会えた

・瞑想:完全に習慣化し、おかげでメンタルがタフに

・オンラインライブ:Facebookライブ4回、YouTube、オンラインセミナー3回

・会社のサービスの完全オンライン化:100%完了

・新たな組織開発コンテンツ:メンタリング、サーベイ、オンラインコミュニケーションなど

・唎酒師(ききざけし)の資格勉強

・趣味の事業を計画中:オンライン×エグゼクティブ開発

・プライベートオフィス計画中:リゾート地で物件探索中

 

などなど、2カ月ほどの間に、これほどのことができたのかと、そのときは我ながら感心しました。

 

 

この期間を通し、私はどうも自分のアップデートした先の姿が、「シンプル」であることを目指していることに気づきました。

 

次に時代に向けて、

「置いていくもの」「持ってくもの」「新たな作り出すもの」

私なりに整理はできたかなと思っています。

 

 

皆様は、次の時代の生き方をどうされますか?

 

パンデミックは、皆様に何をもたらしましたか?

 

せっかく大きな犠牲を強いながら、私たちは「学ぶ」ことを避けてはいけません。

そして、その学びを忘れることもけっしてあってはならないと思います。

 

以上、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

人はみな記憶力の
乏しさを嘆く。

しかし、誰も判断力の
乏しさを嘆かない。

2020/06/09

「用はなくても連絡しよう」リモートワーク時代のリスクヘッジ

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

あっという間に、リモートワークが一般的な働き方になりつつあります。

それにともない、オンライン会議、オンライン1on1、オンライン飲み会..などなど、コミュニケーションの在り方も急激に変容していますね。

 

ある記事によれば、本国アメリカで、zoom 1社の資産価値が、航空会社7社の合計を上回ったとのこと。

それほど世界中で、働き方、コミュニケーションの取り方が、いっせいに変容を迫られているのですね。

 

特にこの2カ月で私に寄せられる相談内容も、「リモートワークの能率を上げるにはどうしたら良いか?」

に関わるテーマが非常に増えています。

 

そこで今回は、リモートワーク時代となった今、企業で発生しつつある「新しいタイプのリスク要因」について、整理してみたいと思います。

 

リスク要因とは、「放置すれば、いずれ必ず事故やトラブルにつながる、見逃されやすいサイン」のことです。

 

 

■リモートワーク時代の4つのリスク要因■

 

その1)

独りよがり

 

その2)

短距離走

 

その3)

抱え込み

 

その4)

閉鎖思考

 

 

それぞれに、解説と対策を補足していきます。

 

その1)独りよがり

 

言い換えると「勝手な自己判断」とも呼びます。

 

仕事で判断に迷ったとき、上司や同僚が隣にいれば、迷わず気軽に声をかけることができます。

しかしリモートワークにおいては、コミュニケーションはオンラインとなります。

気軽に相談はできず、まず思うのが「こんなことで、上司の時間を邪魔するのは悪いかな」といった気遣いです。

 

相談をしようと思っても、「何時くらいなら手が空くか?」「方法は、電話か?メールか?zoomか?」など、とにかくひと手間もふた手間も、間に挟まないといけない煩わしさが生まれます。

そのうち、「ああ、もうめんどくさい」「もう、いいや、これくらい自分の判断で」と思い始めるわけです。

 

最初は、小さな自己判断かもしれません。

ところが、人は自然に、判断の許容範囲というものが大きくなります。

自分では、小さな自己判断だと思っていも、それが続くうち、やがては明らかに大きな判断であるはずのことを、勝手に下しているということに連鎖するのです。

 

これは、本人にそのつもりがなくても、周りから見れば「独りよがり」ということになります。

 

 

 

その2)短距離走

 

ある有名な企業の経営者がインタビューに答えていました。

「リモートワークにも一長一短がある。

短所は、新しいビジネスが生まれにくいことだ。

今までなら、顔を突き合わせて集中的に喧々諤々の議論をやり、そこである程度の意思決定がなされてきた」

 

リモートワークは、孤独になりやすいという特徴があります。

そして、たいてい孤独の中で仕事をしていれば、こう思うかもしれません。

「自分は結構忙しい。たくさん仕事をしている」と。

 

たしかに移動時間が削減できたおかげで、仕事の量はこなせるようになったことでしょう。

たくさんの打合せに出られるし、多くの仕事を自分の時間配分ですることも可能です。

 

しかし、私が2カ月ほどかけて企業のヒアリングをしたところ、多くの社員の仕事ぶりに欠落しがちだったのは「長期的視点」です。

「この仕事が何につながっているのか?」

「今やっているこの仕事は、将来の会社にどれくらいインパクトがあるのか?」

という視点が、抜けがちになってしまっている、ということがわかりました。

 

目の前の仕事、目の前の作業をこなすことで、いつの間にか充実感に満たされていて、

その先の、自分自身の能力開発、会社の成長に、目が向いていない傾向が強くなっているようです。

 

言葉を選ばずに言えば、

部長も課長も、皆そろって仕事でなく「作業」しかしていない、

と言えなくもないのです。

 

これは、たいへん恐ろしいことです。

誰もかれもが、将来のメシのタネを撒いていない。しかも、それに気づいていない

ことにもなりかねません。

 

 

 

その3)抱え込み

 

いちいち上司にオンラインで相談をするより、自分で勝手に判断する「独りよがり」とよく似ています。

 

チーム内の情報共有の機会が激減し、自分から働きかけない限り、上司からも特に連絡がこない。。。

こんな状況は、「抱え込み」。

つまり、情報の抱え込みを生みます。

 

相談することが億劫になり、小さな問題にフタをしていくうちに、

いずれそれらが肥大化し、気づいたときには手遅れ。

手のつけられない事故やトラブルとなって発覚する。

 

「なぜもっと前に言ってくれなかったんだ?」

という上司のセリフがとうぜん聞こえてくるでしょう。

しかし、そういう上司が、部下の仕事ぶりを気にしていないから、責任は上司にもあるのです。

 

 

その4)閉鎖思考

 

実際にあったのですが、最近、私がオンラインである方と、朝の仕事の打合せを始めたときのこと。

画面の向こうで、なんだか締まらない表情をしていたお相手に、苦言を申し上げたことがあります。

 

「もう10時ですよ。リモートワークが始まって、いったいどんな生活パターンに変えてしまったんですか?」

 

孤独なリモートワークは、基本、時間の使い方は自分の裁量で決めることができます。

こうなってくると、セルフマネジメントができない人はどうなるか?

「楽な選択」しかしなくなります。

これまでは「人の目があるから」やっていたルーティンや課題を避け始めます。

自分がいちばん心地よい生活パターンを作り上げ、ズルズルとそっちに乗り換えるのです

まるで、夏休みに入った学生のようです。

 

自分の裁量で決められるので、気分が乗らなければ、

人に会うこともない。

セミナーに行くこともない。

本を読むこともない。

 

とにかく、情報という刺激に触れることがなくなる。。。

 

するとあっという間に、「圧倒的なインプット不足」に陥ります。

インプット不足というのは恐ろしいもので、その人の思考を錆びつかせます。

成長を止めるのです。

成長が止まった人は、周りから見れば「価値を失った」、「魅力がなくなった」と等しいことになります。

 

例えばSNSなどに、毎日自分が見たテレビ番組やオンデマンドのプログラムの感想ばかりupしている人がいるとします。

こうした時間を持て余すタイプの人を見て、私ならこう思います。

「ああ、ヒマな時間をヒマなままで終わらせる人って、もったいないな」と。

 

人間の魅力は、その人が成長しようとするエネルギーから生まれます。

 

リモートワークは、セルフマネジメントができないタイプの人たちにとっては「蜜の味」がするのです。

ですが、それはじつは「蜜に見せかけた毒」だったりします。

じわじわとその人から魅力を削りとり、凡庸な人に仕立てていくのです。

 

刺激とは、情報です。

オンライン上には、無数の「学び」の機会が存在しています。

ここに目を向けない手はありません。

 

 

■対策について■

 

ここまでのリスク要因を見てくると、基本となる対策はたった1つしかありません。

 

リモートワーク時代は、

用はなくても、連絡する

という、上司からの働きかけが必須です。

 

リモートでない勤務形態のときは、

「用があれば、相談して」

という、部下からの働きかけができました。

 

ところが、それはもう現実的ではありません。

 

ちょっとした疑問であっても、

上司に時間の調整をお願いし、

連絡できる環境を整え、

上司に連絡する、

なんてことを、わざわざ部下からするでしょうか?

実際は、難しいと思います。

 

つまり、リモートワークだからこそ、上司からの働きかけるコミュニケーションの機会を増やさなければいけません。

 

「用はなくても連絡する」ことによって、例えばこんな効果が確認されています。

 

・事故やトラブルを未然に防げる

つまり、小さな変化や予兆に、上司が気づき、適切なサポートが可能になります。

 

・仕事の優先順位をブラッシュアップできる

つまり、自己流になっていた仕事のやり方を、チームの生産性という視点に引き上げて、組みなおせます。

 

・上司のことを理解してもらえる

部下からはとにかくこの時期、会社や上司が何を考えているか見えません。

伝えるべきこと、部下が知らないと不安なことを、共有する機会になります。

 

 

以上のような効果が、「用はなくても連絡する」ことによって期待できます。

 

 

例えばこれは、「オンライン1on1」や「オンラインメンタリング」として推進されていたりします。

「用はなくても連絡する」を、仕組み化したものです。

 

オンラインにはオンラインの流儀があります。

 

上司自身が、リモートワーク以前のやり方を踏襲しないように、心がけましょう。

それこそ、「惰性」や「勝手な自己判断」になってしまいます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

真の苦行とは、まったく人に知られることのない苦行である。

 

そうでないものは、虚栄心によって楽になる。

 

 

 

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個人の能力が高いはずのプロスポーツ選手にも、必ずコーチがついています。ビジネスコーチとは、クライアントの能力を引き出し、第三者的な立場から冷静にアドバイスを送り、親身になってビジネスの目標達成へと導く心強い存在です。
東京の株式会社リバース・フロウのお知らせページでは、各種メディアへの掲載情報や取材情報などもご紹介しております。どんな会社がどんなサービスを提供しているのか気になる方も、ぜひお知らせページにてご確認ください。

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