2021/05/31

持続可能なキャリアをつくる3つの視点

こんにちは。

 

早くも2021年は6月を迎えました。

個人的な話ですが、うちには高3と中3の息子たちがいます。

大学に行きたいという長男は、志望校を1つに絞っているようで、週末はその大学の説明会をオンラインで聞いていました。

 

驚いたのはその演出でした。

YouTubeでライブを見ているような、飽きさせない作り込みに、

「これが大学の受験説明会。。。。」と、隔世の感を覚えてしまいました。

 

さて今回のテーマは、新社会人だけでなく、キャリアの長いビジネスマンの皆さんにも読んでいただきたい内容です。

 

ムリなく長く生き残る組織を、サステナブルという視点で考察してみました。

 

 

■まず、あなたを夢中にさせる仕事は何ですか?

 

私は、企画を練ったりアイデアを形にしたりすることが好きです。

それを人に話したり、意見をもらっていると、時間を忘れてしまいます。

 

そして仕事柄、反対に、起業家やリーダーから、ビジネスのアイデアについてご相談をいただいたりします。

その際、私は特に念頭に置いていることがあります。それは、こんなことです。

 

<持続可能性を探る3つの視点>

1)それは、わかりやすいか。

2)それは、再現可能か。

3)それは、人と環境にやさしいか。

 

つまり、「サステナブルか」という視点と照らし合わせながら点検することを、必ず心がけています。

 

なぜなら、この視点がないと、せっかく始めたことであっても、遅かれ早かれ、誰か弱い者を犠牲にしたり、社会や環境に迷惑をかけたり、会社の評判を落とすようなことになってしまうからです。

 

 

■わかりやすさは、何よりも優先される

 

ではここから、3つの視点について解説をしていきます。

これからの自分らしいキャリアを探る際にも、たいへん役に立つ基準にもなります。

ぜひご自分の頭の中にあるアイデアと照らし合わせながら、読み進めてみてください。

 

ひとつめの、「それは、わかりやすいか」は、企画における基本中の基本です。

例えば、技術系の方に多いのですが、「こんなに優れた技術を使っているのに、なぜお客様には理解してもらえないんだろう」と嘆く人がいます。

 

たとえどれほど最先端で、どれほど優れた製品であったとしても、それがそのまま買い手にとって「良い製品」であるとは、かぎりません。

 

わかりやすさとは、買い手の「困ったこと」をシンプルに解決できるかどうか、という一点を言います。

 

キャッシュディスペンサーからお金を引き出したいだけの人に、

「当行のディスペンサーのデザインには、どの銀行にも使われてない撫子色(なでしこいろ)をいう色を使っているのですよ」と言ったところで、

「で、お金を引き出す手数料は、他行より安いの?」だったり、

「振り込め詐欺を未然に防止してくれるの?」といった悩みに応えられなければ、なんの価値も持たないでしょう。

 

専門家どうしやマニアどうし、楽しみに交わす談話だったらともかく、専門知識をいっさい持ち合わせていない人に対して、どれほど専門知識で説得されても、何も伝わりません。

 

いかに「買い手の言葉」で届けることができるか。

結局、買い手はそれにしか興味がないですし、それしか理解をすることができないのです。「自己満足に陥るワナ」には、知識がつけばつくほどハマりやすいことに、注意しましょう。

 

 

■ほかの誰かができるものでなければ、引き継がれない

 

ふたつめの、「それは、再現可能か」も大切です。

 

私は昔、ある事業会社の事業部長だった頃、アロマオイルを使って手軽にマッサージが受けられるサービスを立ち上げました。

最初は集客で苦労したものの、しだいに客足も伸び、常連のお客様もついてくれるようになりました。

 

立ち上げから半年が経ち、もう少しで黒字への転換が見えてきた、ちょうどその頃でした。会社の別部門の新規事情が、大赤字を出してしまいました。

そのあおりを受ける形で、あろうことか、私が立ち上げたアロママッサージ事業は、「たとえ1カ月であろうと、固定費は出せない」という判断を下され、あっけなく撤退となってしまいました。

 

新規採用したスタッフに対しても申し訳なかったのですが、なにより罪悪感を感じたのは、常連だったお客様から、本社にまで連絡があり、「いつもそこに通うことを楽しみにしていたのに、なぜ急に閉じてしまったのか」という声をいただいたときでした。

 

いくら優れたサービスや商品であっても、
「私にしかこれを提供できません」というものであったなら、
それを提供する人がいなくなれば、素晴らしかったはずのサービスや商品も、
なくなってしまうわけです。

それによって喜んでいた人たちは、提供する人がいなくなって、かえって困ったりするのです。

 

本当に価値のあるものなら、誰かが受け継ぎ、長きにわたって社会にその価値を感じてもらうことが必要なはずです。

 

 

■やさしさは、どんな場面でも求められる

 

最後の、「それは、人と環境にやさしいか」ですが、ここまでくると理解はたやすいですね。

 

立場の弱い人、ものいわぬ自然、知識のない世間を、

犠牲にしたりだましたりしながら成り立つ商売というものは、

自然の摂理に反します

いっときはおいしい思いをするかもしれませんが、いずれ色んな形で制裁を受けることになりますし、やがては自滅の道をたどることになるでしょう。

 

たしかに経済合理性の観点から見れば、競い合うこともたしかに大切です。

しかし、健全な競い合いから逸脱してしまい、何かの犠牲の上に自分だけがいっときの利益を手にするような形は、

それ自体が不自然だと理解をすべきです。

 

 

■何かを犠牲にする仕事も組織も、長続きしない

 

世間には、いわゆる「常勝チーム」と呼ばれる集団があります。

それは特にスポーツの世界、サッカーや野球、駅伝チームなどが有名ですね。それらのチームが特徴的なのは、年月がどれほど流れて、選手がガラリと入れ替わろうが、なお勝ち続けることができている、ということです。

 

私たちのキャリアについても、本質的には同じことが言えます。

時代がどうなろうが、環境がどうなろうが、自分だけ働き方で価値を発揮し続けるには、この3つの視点で、仕事に取り組むことが必要になります。

 

今日からこの視点で、目の前の仕事の仕方を、見直してみましょう。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)
幸福な人々の節制は、
幸運が彼らの気質に与えたおだやかさからくる

2021/05/25

「いい人」がぜんぶを台無しにする

こんにちは。

 

5月というのに、気温は夏のような上昇を続けていますね。

緊急事態という、メンタルにも良くない状況の中ですが、熱さによる身体のケアも、ぜひ気をつけていきましょう。

 

今回のテーマは、いわゆる「いい人」であるリスクについて、考察をしていきます。

 

 

■「いい人」とは厳密に、どういう人なのか

 

このシリーズコラムでは、「自分らしい働き方」について、考察を重ねてきましたが、

いよいよ、これまで述べてきたすべての行動を”台無し”にしてしまうような行為を、ここに挙げます。

 

それは、「いい人でいようとすること」です。

 

例えば、「彼/彼女は、とてもいい人だ」と言うとき、あなたはどのような人のことを言うのでしょうか。

 

社会にとって善いおこないをしている人でしょうか。

嘘を言わない人のことでしょうか。

あるいは、言われたことを黙々とまじめに取り組む人でしょうか。

 

おもしろいことに、ビジネスの場に身を置いている私たちにとって、この「いい人」とは、一種独特の響きや意図が含まれているように思います。

 

「人畜無害だ」。「だから、いろいろ都合が良い」。

 

 

■”無害”という害

 

極端かもしれませんが、職場で、誰かが「彼/彼女は、とてもいい人だ」と誰かのことを言うとき、残念ながらこうしたニュアンスが多少含まていることは、なんとなくわかるのではないでしょうか。

 

「人畜無害の何が悪い?」。

こういう人もいるでしょう。もちろん、悪くはありません。

 

でも、こう考えてみると、どうでしょうか。

「いい人」と評価されている間はずっと、

「彼/彼女は”従順”だから、何を言ってもやってくれるさ」とか、

「害はない人だから、とりあえず頭数だけ合わせるために、置いておけ」とか。

そんな風に自分が言われていたら、どうですか。

 

私は仕事柄、実際にこうした生々しいやり取りが交わされる場に、何度も立ち会ったことがあります。

 

そして、こういう「いい人」として名前が挙がる人には、誰もやりたがらない仕事が回ってくることが定石でした。

もちろん、そうした職場ばかりではありませんが、少なくないことは事実です。

 

 

■ラベリングの怖さ

 

「主張しない。害がない。断らない」。”ない”の3拍子そろった人。

 

現実として、多くの職場では、「いい人」というのが、こういうタイプに置き換わってしまっていることがあります。

 

そして、本当に恐ろしいのは、この後です。

 

いったん、この「いい人」カテゴリーに入れられてしまったら、自力でその領域を脱することは、非常に難しくなってきます。

出ようとすればするほど、どういうわけか、かえって評価が悪くなってしまうことだってあるのです。

 

周りからすれば、「そんなわがままを言うやつだとは思わなかった」、というわけです。

 

あまりに身勝手な言い分だと思うでしょうが、これは、誰しもが持つバイアスの一種、「ラベリング」という現象です。

人は他人のことを、記憶しやすいように「彼は●●だ」というラベルを、その人のイメージとして持ちます。

 

そして、

いったん貼られたラベルというのは、なんと、本人が自力ではがすことができなくなる。

むしろ、そのイメージに操られるように、ラベル通りの行動をしてしまう、というのが、有力な学説にはあります。

 

つまり、権威のある誰かから、「君はいい人だ」と一度でもラベルを貼られてしまったら、「そうじゃない」といくらがんばろうが、そのイメージから脱却できないばかりか、どういうわけか、むしろそのイメージどおりに振舞ってしまう、という状態にしばられてしまうのです。

 

まるで、解くことのできない呪いのようなものです。

 

 

■「いい人」は結局、「手に余る人」

 

もちろん組織にいるかぎり、できれば上司やお客様から「いい人」だと思われたいという思いはあるでしょう。

 

しかし、「いい人」だけを自分の安住の地にする必要はない、ということです。

 

「いい人」プラスアルファ。

このアルファの部分を、「あなたらしい何か」で補完してほしいのです。

 

いくらジブンらしい働き方を見つけようとしても、周りの人から「可もなく不可もなし」とか、「人畜無害な人」とか言われていたなら、すべてが台無しです。

ジブンらしい働き方を見つけることが、遠のいていくばかりなのです。

 

日本の企業には、だいたい「いい人」が集まっているのは事実です。

でも、そこからジブンらしさを発揮する人は、さらに何かをスパイスとして持ちあわせている人なのです。

 

「いい人でいようとする」行為。

もし今のあなたがその努力をしようとしているなら、ちょっと待ってください。

あなたは今、それによって何を得ようとしていますか。

ジブンらしい働き方を見つけることが、はたしてそれで実現されますか。

自分も、会社も、社会も、はたして理想に近づくでしょうか。

 

いま一度、今の自分の目指す姿に、立ち戻ってみませんか?

「いい人」も確かに悪くはありません。

でもその前に、ジブンにしかできない、ワクワクする働き方を描いてからでも、遅くはありません。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

われわれが小さな欠点を認めるのは、

大きな欠点を持っていないと、

人に信じさせるためである。

2021/05/17

「情報」に支配されないために

こんにちは。
5月半ばにして、はや梅雨入りとは、本当に早すぎますね。
カラッと晴れるのは、2カ月先の夏を、待つばかりになりましたね。。。

イタリアが一部の国に向けて入国制限を解除し、
アメリカが秋以降のビッグイベントをリアルでの再開に踏み切るなか、
日本はいったい何をやっているんでしょう。

もはや国内では、コロナ関連の情報は触れるのもイヤだ、と思っている人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「情報疲れ」をしている人たちに読んでほしい内容です。

特に、まだ社会に出て間もない人たちは、これからますます新たな情報に触れることになると思います。
そんな状況を迎える皆さんに、ぜひ心得ておいてほしいことです。

■情報は「量」で襲ってくる

現代社会では、私たちが一日に受け取る情報量というのは、すさまじいものだということです。
一説によれば、平安時代に生きた人の一生分、江戸時代の一年分の情報と匹敵すると言われています。
しかも、その量は今も加速度的に増え続けています。

一般的に、私たちが行動を起こすときというのは、何をきっかけにするでしょうか?
それはやはり、ほとんどの場合が「情報」をきっかけにします。
ニュースや動画で見たり、SNSのつぶやきに触れたり、上司や同僚から聞いたり、本で読んだり、あるいは周りの人の動きを感じたりしながら、みずからが取る行動を選んでいるわけです。

つまり、私たちは日々、何かしらの情報を受け取ったら、自分なりにそれらを選別して、自分なりの基準で判断を下し、そして行動に移す、という一連の行為を、数えきれないほど繰り返しているのです。

■情報操作は、まるで呼吸をするようにおこなわれている

そして、厄介なのは、そこに不随するように存在する「情報操作」というものです。
人々に向けて流す情報の量を制限したり、嘘にならない程度に編集したりする行為です。

これは、印象操作とも言われます。
情報を受け取った人が、もともと持っていた考えやスタンスを、「誰かにとって都合の良い方向」に変えるほどの影響力を、本人が気づかないように、巧妙に流し込んでいくことです。

極端な例で言えば、カルト宗教などによる「洗脳」が挙げられますが、そこまでいかなくても、身近な例なら、マスコミによる偏向報道や、情報番組でのやらせ行為などが、よく問題視されていますね。
あるいは、カリスマといわれる講演家やメディアによく出る評論家、動画サイトのインフルエンサーなども同じ力を持っています。

一定の影響力を持つ人たちが、鬼気迫る表情に、強い口調で「こうすることが正しいのです」と強く訴えてくるとします。こうした行為などにも、どこか印象操作の意図を感じることがあるのではないでしょうか。

■情報自体に罪はない

そして、ここで重要なのは、こうした印象操作をする人がたくさんいる、ということなのではありません。
操作をする側に立つのは、なにも宗教団体やマスコミなど、特別な権威を持つ人たちだけではないのです。

例えば、私たちの身の周りで、こんなことが起きたのを覚えているでしょうか。
昨年の春、新型コロナウィルスによるパンデミックが懸念され、最初の緊急事態宣言が発出されたときのことです。さまざまな情報がネットを中心に錯そうを始めました。
その一部の情報によってパニックになった人たちは、スーパーやドラッグストアに走り、トイレットペーパーを買い占めました。あるいは、スーパーやコンビニの棚から、冷凍食品やレトルト食品が消えてしまいました。
この、買い占めという行為は、一部の根拠ないウワサが猛スピードで拡散することによって、引き起こされました。

■でも情報は、私たちの「行動」をあやつる

今になって振り返れば、なんてバカげた行為だったんだろう、と誰もが思うはずです。
ですが当初、買い占めに走った人たちは、この情報を信じ、自分たちのやっている行為をバカげたものだなんて、誰も思っていなかったはずです。

そういう風に考えると、なにも大手メディアやマスコミだけが、情報を操作できる側にいるわけではない、ということがわかります。
「トイレットペーパーが店頭からなくなるかもしれない」という情報を流したのはインフルエンサーではないということですが、怖いのは、場合によっては私たちのような一般の人たちであっても、情報を操作ができる立場に立つことがある、ということなのです。

特に、パンデミックのような有事、たくさんの人が大きな不安を感じている状況では、なにより求められるのは「正確な情報」です。
確かな情報さえあれば、正しい行動ができるから、安心できるのです。

でも、その不安に乗じて、「どことなく正確っぽい情報」や「まことしやかな情報」をSNSなどを使って発信できるのも、事実です。こうしてつぶやいた一言によって、誰だってあのときのように、たくさんの人たちの行動を操作できてしまうのです。

いかがでしょうか。行動は、情報によって決まるといっても過言ではありません。

情報過多といわれる昨今、人が自分の行動を統制することがいかに難しいのか、理解いただけるでしょうか。

量で襲ってくる情報にやられてしまい、
いわゆる「情報疲れ」を起こしている頭では、
もはや正常な判断はおこなえなくなっているに等しいのです。

波のように押し寄せる情報から、いかに「本質」を抜き取るかが、必要だということを、肝に銘じて日々を送りましょう。

一日も早く、心安らぐ日がやって来ることを祈ります。

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

人間一般を知ることは、個々の人間を知ることよりも容易である。

2021/05/10

サステナブルな働き方って?

こんにちは。

 

大型連休も終わり、また忙しい日常が戻ってきました。

緊急事態下であっても、陽気はすでに初夏を思わせるようにさわやかですね。

 

今回のコラムテーマは、日常に引き戻されるタイミングだからこそ、立ち止まって考えたい、

 

持続可能な働き方」についてです。

 

特に新社会人の皆さんは、会社員生活がスタートして1ヵ月が経ちました。

仕事に対する見方が陳腐化されてしまわないよう、このテーマについては特に

考えてみていただきたいと思います。

 

 

■自然の摂理から考えてみる

 

サステナブル|Sustainable

「持続可能な。支持できる。耐えうる」

 

私がコラムで何度も触れている「違和感」。

ここから直感が生まれると言ってきました。

 

それにしてもこの「違和感」は、なぜ私たちの中に生まれるのでしょうか。

あくまで私の見解ですが、

それは、私たち人間が本能的に、「持続可能な社会」を望んでいるからではないか、と思います。

 

つまり、「すぐに終わってしまうようなコミュニティ(組織や企業)は危険であり、そもそも不自然である」と、

誰もが本能的に理解しているのではないでしょうか。

 

人間はバカではありません。

そもそも”生存本能”が備わっている生物として、自分が危険にさらさられるようなところには近づきたくないですし、

もし自分が置かれた環境に危険が迫っていたら、とうぜんそこから逃げたくなるものでしょう。

それが、人間の習性というものではないでしょうか。

 

つまり、「自分が身を置く環境というのは、安全であり、安心できるものでないと、そう長くはいられない」

という”摂理”のようなものを、誰もが無意識のうちに理解していると思うのです。

 

もっとシンプルに言えば、

「不自然なものは、いずれなくなる」という大自然の摂理が存在していて、

それに当てはまるものなら永続きするし、

当てはまらなければ短命で終わる、

ということです。

 

 

■私たちに備わっている「危険予知のアラート」

 

近年、SDGs(Sustainable Development Goals|持続可能な開発目標)が国連によって提唱されました。

あらゆる企業はもちろん、この地球で幅を利かせている私たち人間、しかも個人レベルの行動にまで、そのコンセプトは例外なく必要だとされています。

 

しかしよく考えてみれば、その考え方の必要性は、そもそも今に始まったことでありませんよね。

人類が誕生したその頃から、自然や社会と共存するために、人はそれなりに知恵を絞って生きなければならなかったはずです。

 

そして近年は、気候変動や食糧不足など、さまざまな地球規模の問題が同時に顕在化してしまいまいた。

その解決に向けた取り組みも、いよいよ待ったなしとなったのです。

 

このような背景もあって、私たち一般市民でも、自分の身の周りの環境やモノの取り扱い方に対して、敏感になっているのではないかと思います。

 

つまり”違和感”とは、

サステナブルな社会を実現しようとする私たちの本能が発してくる、

危険予知のアラート」と言えます。

 

■やさしくなければ、もうからない

 

少し身近な話に戻しましょう。世間ではいまだに、いわゆるブラック企業というものが存在します。

毎年、『ブラック企業ランキング』なるものまで発表されているくらいです。

ハラスメントや長時間労働、無給残業といった、「誰かを犠牲にして成り立つしくみ」が常態化している企業は、はたしてサステナブルでしょうか。

絶対に違いますね。

 

収益さえ得られれば、環境だろうと人だろうと犠牲にしても構わないという姿勢は、

遅かれ早かれ、こうしたランキングなどによって評判を落としたり、あるいは内部からの告発を受けたりして、

いずれ必ず何かしらの制裁を受けるようになっています。

 

実際に、ブラック企業と評価を受けてしまった企業には、採用に応募する学生が激減したり、株主から厳しい追及を受けたりする例など、枚挙にいとまがありません。

 

ましてや昨今は、ウェブ上の掲示板やSNSによって企業の内部の透明性が高まっていて、

どんな悪行でも、すぐに世間の白日のもとにさらされるようになっています。

 

さらに、「ESG」(環境、社会、ガバナンス)という観点からも、いち企業は評価されるようになりました。

投資家たちは、この評価が低い企業に対しては、もう投資をしません。

 

どういうことかというと、

環境や人に優しくない企業は、もう儲からない、

という事態にさえなっているのです。

 

いかがでしょうか。こうして大きな世界の潮流から見ると、サステナブルとはけっして一時的なトレンドではないことが、わかるかと思います。

 

つまり、「サステナブルでないしくみは永続きしない」という大原理は、間違いなく存在するということです。

 

”不自然”な存在であることは必ず、揺り戻しや、

それにふわしい報復を受けることになる、ということなのです。

 

仕事のやり方にどこか不自然さを感じる、という違和感を覚えたなら、

それは、自分に発せられた危険予知のアラートです。

 

やり過ごしたりせず、きちんと違和感と向き合ってみましょう。

 

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

希望と怖れとは切り離せない。

希望のない怖れもなければ、怖れのない希望も無い

 

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