2020/05/19

オンラインコミュニケーション時代の新常識①

こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

リモートワーク化が急速に進んでいますね。

皆様も職場の人たちと、オンラインによるやり取りが日常になってきたのではないでしょうか?

 

私も10年ほど前から、コンサルティングやコーチングをオンラインで実施することもありましたが、

今や、ほぼ100%のサービスをオンラインで実施していることは、さすがにちょっと想像していなかったです。

 

この1カ月で、「オンラインによる効果的なコミュニケーション」についてのセミナーを、それこそオンラインで、計3回実施させていただきました。

 

本日と次号のコラムでは、それぞれのセミナーで申し上げてきた内容について、ポイントに絞ってお伝えします。

 

 

本日お伝えしたいのは、

 

「なぜオンラインコミュニケーションはこれほど私たちを消耗させるのか?」

についてです。

 

ある調査によると、職場の上司・部下とのやりとりがオンライン化されることで、

 

「特に課題は感じていない」と回答した率は、28.8%

それに対し、

「やりづらさを感じる」と回答した率は、45.9%でした。

 

想像通りの結果かもしれませんね。

私は、オンラインコミュニケーションにやりづらさを感じるのには、2つの理由があると考えています。

 

 

オンラインコミュニケーションで消耗させられる理由

 

その1) 情報の手がかりを奪われる

私たちは通常、対面で人とコミュニケーションをおこなうとき、

いわゆる「五感」に頼って相手の情報を探ろうとします。

 

相手の顔色、声色、しぐさ、目線、手や体の動き、などがあるでしょう。

こうした言語以外の情報というのは、相手を理解するのに、想像以上に役立っています。

 

ところが、これがオンラインとなると、その五感の半分以上は奪われます。

「視覚」と「聴覚」の2つしか、頼るものがなくなるのです。

 

そして、相手を知ろうとすればするほど、足りなくなった手がかりを埋めようと、

そこに「想像力」や「集中力」、あるいは「忖度」など

普段はそれほど使わなかったエネルギーが大いに投下されることになります。

 

脳というCPUは、ふだんの何気ない対面コミュニケーションよりも、かなり多く消耗される、というわけですね。

 

 

 

その2)日本人特有のハイコン文化

ハイコンとは、ハイコンテクストの略です。

コンテクストとは「文脈」のことです。

 

例えば、

相手の顔色を見て理解することだったり、

「言わなくてもわかるだろう」的な圧力だったり。

 

こうした、言語化されない、文脈を読み取るコミュニケーションがハイコンです。

「文脈割合が高い」コミュニケーションを表します。

 

もちろん、ハイコンだからこそ、日本人独特の謙虚さや空気を読む力が

養われてきた、とも言えます。

 

ところが、

オンラインでのコミュニケーションにおいては、ハイコンは通用しません。

お互いの理解不足や消化不良、あるいは感情のもつれさえ

生じることになります。

 

これが、私たちを消耗させるのです。

 

「言わなくてもわかるだろ?」

「俺を見て、察してくれ」

どうとでもとらえられるようなボンヤリした表現、

遠回しすぎて何が言いたいかわからないような表現、

 

こんな、相手の解釈に甘え切ったスタイルのコミュニケーションは、

このオンライン化時代、取り残されるしかないようです。

 

視覚と聴覚しか頼りにならない、

さらに、時間制限のあるコミュニケーションにおいて、

「察する」「忖度する」は、もう通用しないのです。

 

もっというと、忖度を強いる、という意味で、相手に対して失礼なのです。

 

 

オンライン時代は、ローコンの時代です。

ローコンテクストとは欧米的なコミュニケーション、要するに「文脈割合が低い」コミュニケーションです。

 

つまり、「しっかりと意思を言葉にして、伝えきる」ことが必要になります。

 

顔色を窺ったり、空気を読んだりすることが難しいオンラインのコミュニケーションでは、

 

限られた時間内に、あいまいな文脈だったり、疑問を残させないよう、明確な言葉で伝えきる。

そして、疑問があればその場で解決する、といった行為が必要になってきます。

 

「私の言いたいことは伝わっていますか?」

「疑問はこの場で解決しましょう」

「次の打合せまでに何をするのか明確ですか?」

「すみません。私のタスクがまだ明確ではありません」

「それは、誰がするのですか?」

 

など、

こうした確認をしながら、きちんとした言葉を選びながら進めていきましょう。

 

そして、上司としては、しつこく部下に聞かれても、けっして機嫌を損ねてはいけません。

そんなことをすれば、さらに存在感が薄くなるだけです。

 

 

以上、オンラインコミュニケーションはなぜ消耗をさせるのかについての、考察でした。

 

 

最後に、とても重要なことなのですが、

 

コミュニケーションは、対面とオンラインでは、まったくの別もの

 

ということを意識しないといけません。

 

 

次回は、オンラインコミュニケーションの効果を高めるための、

具体的なヒントをお伝えします。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

弱い人間は、素直になれない。

 

 

 

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