2020/09/01

崩れてしまわないための2つのバランス

こんにちは。

 

いつの間にか9月を迎えました。

思えばこの半年間というのは、誰にとっても経験したことがない時間だったと思います。

 

ある人にとっては、「何もしなかった半年間」とも言えるでしょうし、

ある人にとっては、「動きまくった半年間」とも言えるでしょう。

その人の置かれた状況や環境、考え方によって異なるのだろうと思います。

 

いずれにしてもこうした特別な時期は、この半年間でおこなったことが、将来の「種」になることは間違いありません。

どんな「良い種」を撒いてきたかで、人生の質が変わると思っています。

 

 

さて今回は、非常に珍しいことですが、昨夜私が見た「夢」から得た洞察を、コラムにしようと思います。

 

その夢とは、ここ最近ずっと考え続けていた、クライアントから出された命題への「答え」でした。

人間、一定期間ひとつのことを考え続けると、夢が教えてくれる、という話は聞いたことがありますが、それが私にも起きました。

 

クライアントからの命題は詳しく述べられませんが、

未曾有の混乱の中、組織のリーダーたちの動きが、両極端に2分しているように見えます。

 

一極は、混乱しているからこそますます突き抜けようとする人。

もう一極は、混乱に飲み込まれて、右往左往する人。

 

前者は非常にレアで、後者は一般的、というのが私の肌感覚でです。

 

アプローチとしては、

前者については、「その勢いを止めないこと」がベターな方法。

一方で、圧倒的多数である後者についてのアプローチが、非常に難しいと思っています。

普通、身の回りを含む外部環境が激変すれば、当の本人もまず混乱するのは、ごく普通のことだからです。

 

今回は、この後者であるリーダーたちについての考察です。

 

環境が一変した今、リーダーの一部には、あまりの混乱とプレッシャーによって、自分の中のバランスを崩してしまう人たちがいます。

そして、こうした人たちが取る行動というのは、ある程度パターン化されているようにも思います。

 

自信をなくし、決断がブレる。

プレッシャーによって、部下に八つ当たりする。

貝のように、周りとのコミュニケーションを遮断する。

思考停止となり、ただ上層部のいいなりになる。

 

といった行動に出てしまうようです。

 

未曾有の事態において、人間であれば無理もないことだとも思います。

しかし、リーダーという立場は、時代がどうなろうとリーダーのままです。

時代がどうなろうと、その人のもつ影響力の大きさは変わっていません。

 

つまり、悪い方にブレるリーダーは、結果、現場を大きく振り回すことになります。

リーダーの混乱は、さらに大きな混乱を現場に招きます。

最初は「さざ波」程度だったものが、時間差で「津波」になっていくようなものです。

 

 

そして、こうした状況のリーダーたちに伝えたいことが、私が夢から得た答えらしきもの。それは、

 

 

「自重」と「積極性」を備え、バランスをとること。

 

 

自重(じちょう)とは、「みずからの言動に気を配ること」です。

それは、当たり前すぎる原則かもしれません。

 

しかし、敢えてリーダーに尋ねます。

 

本当に、自分から発するその言葉、表情、行動ひとつひとつを、吟味していますか?

 

 

私はこれまで数千人のリーダーとお会いしてきましたが、みずからの言動を完全に統制できているリーダーには、いまだかつて一人も会ったことがありません。

 

特に、「私はできている」と思っている人こそ、できていません。

 

例えば

自分の持っている答えや思い込みに気づかず、あらぬ方向に誘導してしまったり、

人が話しているときに、頷きながらもパソコンでメールをチェックしていたり、

言いたいことが出てきたときに、相手の話を中断させて押し切ってしまったり、

こうしたことを、「無意識」にやっていたりします。

 

しかも「無意識」なので、自分の知るところではありません。

これが厄介なのです。。。

 

私の言う「自重」とは、簡単に言えば、

組織の風土を健全なものにするための、「ハラスメント」対策です。

 

自重することの効果と意義は、組織を上に行けば行くほど重要なものとなります。

そして、それをモニタリングして、きちんとフィードバックしてくれるしくみが必要なのです。

 

 

そして、もう一つの答え。

「積極性」です。

 

先に述べた「自重」とは、対をなす動きです。

 

ここでの積極性とは、「コミュニケーションをとる」という意味です。

リーダーみずからが、積極的に現場のメンバーとコミュニケーションをとる、というこれもまた当たり前すぎる原則です。

 

しかし、やはりこれについても、「私はじゅうぶんにやっている」という勘違いをしているリーダーが多いのも事実です。

 

それは、部下に聞けばすぐにわかります。

 

だいたいあの人は、機嫌の良いときだけペラペラ話す。

そして、機嫌が悪いときは、誰も寄り付かない。

あいさつをしても、返事もしない。

 

こんなことを言われています。

しかも、これもまた「無意識」でやっているというのが、厄介なのです。。。

 

いまさら言われるまでもないとは思いますが、

リーダーは、機嫌が良かろうが悪かろうが、ニュートラルな表情でいることが必要です。

できることなら、いつも機嫌よい「フリ」をしていてほしいと思います。

 

機嫌が悪い上司のところに、悪い報告をしにいこうとは、誰も思いません。

機嫌が悪い上司のところに、ちょっとした相談をしにいこうとは、誰も思いません。

 

つまり機嫌が悪いリーダーというのは、みずから情報を得るチャンスを逃しているということになるのです。

そして、自分の表情が職場にどんな影響を与えているのか、知るすべはひとつです。

モニタリングとフィードバックのしくみです。

一日中、手鏡を持ち歩くわけにもいきません。

 

リーダーは、何があっても一定の表情でいるために、それだけの報酬を会社からもらっています。

悪いことがあったからといって機嫌を悪くするのは、幼稚園児でもできることです。

ましてやプロとは言えませんよね。

 

積極的に、みずからコミュニケーションをとるということは、

どんなときも「上司から声をかける」ということです。

 

 

 

いかがでしょうか?

 

今だからこそ、迷えるリーダーに必要な原則として「自重」と「積極性」を、夢から教えてもらいました。

もちろんこれは、同時に経営者ある私自身にも言えることです。

 

機嫌良くしている覚悟を持ちたいものです。

 

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

皆様にとって安寧の日が一日も早く訪れるのをお祈りいたします。

 

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

ほんとうの騙され方とは、

自分が他の誰かよりも一枚上手(うわて)だと

思いこむことである。

 

 

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