2021/02/16

ボキャ貧リーダーが生む悲劇

こんにちは。

 

 

こんにちは。

季節は少しずつ春に近づいていますね。

35年にわたる花粉症といよいよ決別しようと、今シーズンが終わったら

舌下免疫療法なるものを始めようと思ってます。

身の回りにサンプルがないので、その効果のほどをご存知の方は、

ぜひシェアいただければうれしいです。

 

今回のコラムテーマは、最近話題となった、五輪組織委員会の元会長の発言から得た考察を

共有したいと思います。

 

「言葉を吟味することの大切さ」についてです。

 

 

■ブレーキが壊れた頭をもつ人たち

 

ここでは五輪組織委員会の元会長の発言自体を、どうこう触れるつもりはありません。

 

例の発言が問題だと思う前に、私は

「なんでここまでの地位を得た人が、自分の言葉をコントロールできないんだろう」

と、ひとつのサンプルとして興味深く思いました。

 

 

今日触れたいのは、私がとらえた、こんな原理です。

 

普段思っていることは、その人のアタマの程度にふさわしいボキャブラリーでしか、外に出てこない。

 

 

元会長の発言は、3つのことを露呈させました。ここは、私たちも学べるはずです。

 

・そもそも人は本質的に変わらないこと

・ボキャブラリーが貧しいこと

・ふだん思っていることは、調子に乗るとそのまま口から出てしまうこと

つまり、普段から思っていることは、うっかりすると口から出てしまい、

さらに、ボキャブラリーが貧相だと、さらに傷口を広めてしまう。

 

こんなことを考えていました。

 

 

いわゆるこうした”頭のブレーキが壊れた人”は、世の中にたくさんいます。

 

すぐに自制が効かなくなり、思ったことを何の加工もせず、そのまま口にする人たちです。

 

メディアが多様化した昨今、その発言は文字でなかったとしても、繰り返し使える映像として残ります。

つまり、そんな人たちは結局、みずからの首を絞めるがごとく、ふさわしい待遇に身を処すことになるわけですね。

 

 

 

■”ボキャ貧のリーダー”は悲劇しか生まない

 

サンプルとして興味深いなと思ったのは、

普段からこのコラムでお伝えしている、「言葉を吟味する大切さ」の恰好の対象となると思ったからです。

 

さらに言えば、この機会に乗じ、

リーダーの方たちにいま一度、自分の表現力について精査してほしいと思ったからです。

 

もし今自分が何かしらのチームを率いるリーダーであれば、

自分の口から出てくる言葉の影響力について、あらためて考えてみてください。

 

 

勢いづきすぎて、誤解を生んでいませんか?

 

あるいは

 

言葉が少なすぎて、憶測や忖度を周りに強要していませんか?

 

あるいは

 

モチベーションを上げようとして、かえって自分の価値観を押し付けて

「あの人の言葉は、なえるわ~」とか陰で言われていませんか?

 

あるいは

 

自分をかしこく見せようとして、意味不明の言葉を連発し、

周りをシラけさせていませんか?

 

 

私は仕事柄、こうしたタイプのリーダーのせいで、現場からやる気がなくなっている現実をたくさん見てきました。

 

誤解、忖度、憶測を組織じゅうにまきちらし、

コミュニケーションミスによる混乱を生み、

業績下降はおろか、

クレームや事故まで、起こしかねないのです。

 

これらはもしかすると、ボキャブラリーが貧相で、表現力が乏しいリーダーが原因なのかもしれません。

 

 

 

言葉を吟味することの大切さ

 

リーダーもひとりの人間です。

いち個人としての強みやキャラクターは、尊重されるべきです。

 

しかし、それと「表現力」というスキルは、同じ分類にはされません。

 

人を動かすためには、個性とスキル、両方が必要なのです。

 

スキル側の代表例として、最たるものが、”言葉”を含む表現力です。

 

軽々しく、乏しい表現は、こと日本においては、人格すら疑われてしまいかねません。

五輪組織委員会の例の発言において、

多くの批判者が、”言葉”でなく”人格そのもの”に文句をつけていました。

 

そうです。一歩間違えれば、私たちは、必要以上に厳しい、人格否定という憂き目に

遭いかねないのです。

 

リーダーこそ。いや、リーダーでなくも、人に影響を与える人こそ、

自分の口から出てくる言葉を、よく吟味しなければなりません。

 

思ったままが口から出てきて人をなごませるのは、幼稚園児までが限界です。

 

人を元気づけ、勇気づけ、癒し、幸せにし、ときには内省を促す言葉を選びましょう。

 

 

■余談|批判側も多いに問題がある

 

最後に余談ですが、

私は一連の騒動を眺めながら、正直、日本はけっこう恐ろしい国だなと思いました。

 

この国では、批判者のメンタリティにもかなり問題がありそうです。

批判者たちのほとんどは、「女性蔑視」であろうあの人の”人格”に踏み込み、そして思いきり叩いていたのです。

 

ダイバーシティという御旗があれば、人の内面や価値観を否定しても良いと、勘違いしていないでしょうか?

それこそ、その行為がダイバーシティではありません。

都合の悪い考えを持つ人を消す。そんな価値観の押し付け合いが、紛争や戦争を呼ぶことはご存知かと思います。

 

健全な批判、建設的な議論ができる国であってほしいものです。

 

批判者である自分もまた、自分の口から出てくる言葉を吟味する必要があるはずです。

 

結局、この世はお互いさま、ですからね。

 

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

大いなる欠点を持つことは、偉人たちのみに限られる

 

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