2020/03/25

叱り下手のリーダーへ「STAR・ARフィードバック」<実践スキル編Ⅱ>

こんにちは。

 

今週の実践コーチングスキルは「STAR・ARフィードバック」です。

 

先週解説した「STAR」フィードバックに、「AR」が追加されています。

 

何が違うのか?

 

「STAR」は、褒めたいときに使えるフィードバック。

※詳しくは先週のコラムを↓

褒め下手のリーダーへ「STARフィードバック」<実践スキル編>

それにに対して、

 

STAR・AR」は、叱りたいとき、改善を促したいときに使えるフィードバックです。

 

うまく叱れない。。。

叱るときは感情任せになってしまう。。。

改善を促したとしても、まったく響いていない。。。

 

こうした悩みを抱えるリーダーは多いですよね。

 

そんなときは、こういう手順で「フィードバック」をしてみてください。

 

 

<改善を促したいときのフィードバック手順>

 

「S」situation(状況)

「T」task(やるべきこと責務)

「A」action(とった行動)

「R」result(結果)

 

ここまでは前回と同じ、さらに

 

「A」altanative action(改善策)

「R」altanative result(想定される結果)

 

ここまでです。

頭文字をとって、「STAR・ARフィードバック」です。

 

相手に改善を促さなくてはいけないとき、例えばこんなフィードバックをやってみてください。

 

「あなたはメンバーのSさんにシステムの運用法を教えていたとき(S/T)、

 

『まだそんなことも覚えてないの』と言ったね(A)。

 

Sさんはそれから、あなたに質問することをやめてしまったね(R)。

 

もっと良いやり方は、そもそもこのシステムが頻繁にアップデートされていて、覚えることがただでさえ多いと、あなたが認識することだよ(A)。

 

その認識に立ったうえで彼の状況を理解すれば、もっと彼の自尊心を守ることができ、スムーズに覚えてもらうことができるだろう(R)」

 

といった順に、

 

・まず事実を伝え(STAR)

・改善と想定を促す(AR)

 

この2つを柱に、伝えます。

 

 

「ダメだな!」「何度言ったらわかるんだ!」など、

改善を促すことに、激しい感情、激しい言葉は必要ありません。

 

これは「叱る」のではなく、「怒る」のです。

怒ると、相手は、「怒られた」ことしか記憶に残りません

「怖かった」という感情だけが、鮮明に残るのです。

いったい次にどうしたら良いのか、具体的な行動が描けないまま、ただ「あの人は怖い」と思うように、非生産的な関係性に陥ってしまいます。

 

 

そして、これは何よりも大切なので、覚えておいていただきたいことです。

 

フィードバックの受け手にとって、フィードバックはそもそも「心地の悪い」ものだ、ということです。

 

自分にとって「耳の痛い話」を聞かなければいけない状況になること自体、心持ちは良いはずないのです。

 

 

フィードバックはつまり、互いの信頼関係がないと成立しない、ということです。

 

 

もしも嫌いな上司、信頼できない上司、モラルのない上司にフィードバックされたら、いかがでしょうか?

 

わかりやすく言えば、ムカついて終わり、ですね。

 

「褒めたいときのフィードバック」よりも、「改善を促すフィードバック」は、特に、それをする側にとって覚悟のいることだ、ということを肝に銘じましょう。

 

 

ということで、先週より続いたフィードバックシリーズですが、

 

・褒めるときは「STAR」

・改善を求めるときは「STAR・AR」

 

以上を活用してみましょう。

 

感情任せの褒めや叱りよりも、効果は必ずあります。
※参考文献
https://www.ddiworld.com/products/interaction-management/star-feedback

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

愛する人に、本当のことを言われるよりは、

 

欺かれている方が、まだしも幸せなときもある

 

01

CONTACT

お電話でのお問い合わせ 03-4540-4327 営業時間 月~金曜日 8:30~19:00

メールでのお問い合わせ

お問合わせ内容ごとにフォームを設けております。
以下のページよりフォームをお選びください。

お問い合わせはこちら