2020/04/22

なぜ東京は非常時に油断したのか

こんにちは!
リバース・フロウの清原です。

 

「密を避ける」というキーフレーズが一般認知され、これからはコミュニケーションのあり方そのものが変わりそうですね。

 

もしかするとアフターコロナの世界は、ホモサピエンス誕生から20万年の歴史の中で、初めて遭遇するような「コミュニケーション大転換時代」になるのではないでしょうか。

 

そんな中、非常事態宣言が継続中にも関わらず、感染者数で群を抜いている東京が、いよいよ油断し始めています。

 

駒沢公園や砧公園あたりで、「例年よりも多い」人出がこの週末に確認されたそうです。

外出自体はやむを得ないこともあります。

しかし中には、「密」になって宴会などをしている人たちが目立つとか。。。

 

 

…何のための緊急事態宣言。

…何のための緊急経済対策。

 

彼らに対して個人的に言いたいことはいくらでもありますが、

 

ここでは、私の専門分野である「行動変容」の観点から、そんな行動に走らせる理由と提言を簡潔に整理してみました。

 

 

まず、行動変容が続かない理由は、以下のいずれかです。

 

・行動変容によるメリットが得られない

・行動変容によってデメリットを得た

 

 

上記の彼らのように、ほぼ戦時下に公園でのんきに宴会している人たちの多くは、こう言うそうです。

 

 

「自粛に疲れた」

 

 

行動変容が続かない理由と照らし合わせると、

 

・外出自粛してたけど、特にそこで良いことが見つからなかった

(メリットが得らえない)

 

あるいは

 

・外出自粛してたけど、かえってストレスがたまった

(デメリットを得た)

 

のいずれかになると思います。

 

 

以上が、行動変容あるいは行動分析学だけの視点で見た理由です。

 

 

 

が、

ここにもう一つ、強烈な因子が発動しているがわかりますか?

 

それは、誰もが持っている「エゴ」というロックが、あっけなく解除されてしまったということです。

 

エゴとは「私(し)」である自分です。

 

その反対は、「公(おおやけ)」の自分。

自分の家族、友人を含む、社会という視点から、環境にとって良い行動をする感覚です。

 

 

わかりやすく言うと、彼らは「公」よりも「私」(エゴ)を優先させたことになります

 

理性、よりも、我欲を優先したのです。

 

 

残念です。

また、興味深いのは、そういう人たちほど、今必死で対策を打っている政府を批判したりします。

 

 

 

そしてここからは、私の私見による対策です。

 

「自粛してたけど、疲れた」

 

これは、我欲を押さえきれず

「私さえよければ、OK」という考えに至った、そして、その行動を選んだ、ということです。

 

 

「生命力」が弱い人たちに共通する言い分です。

 

 

今は非常時です。

メリットは言うまでもなく「自分と大切な人の命を守れている」ことです

これを理解するのに、努力など必要ありませんよね。

 

一方で、こんな状況を逆手にとって、この際だから楽しむ工夫をしている人たちも増えています。

 

上記の、「私」である人たちは、こうした工夫さえ放棄し、従来の生活へのノスタルジーを引きずったまま、また「あの頃」に戻りたいと願い、ただ座して待とうとする人たちです。

 

そういう意味で、「生命力が弱い」と私は言いました。

目の前の現実から目を逸らす、というお決まりの行動パターンしか取れないからです。

 

「あの頃」は、もう二度と戻りません。

 

 

私たちひとりひとりの市民レベルが、

 

国のお金を無駄にしないよう、そして

 

人に迷惑をかけないよう、

 

きちんと「公」の因子を発動させることが、大切ですね

 

これが、前回も申し上げた「徳を積む」ことになります。

 

 

今、人としての強さが試されています。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

どうぞご自愛ください。

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

われわれは

 

希望に従って約束し、

 

怖気に従って約束を果たす。

 

図1

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