Case-2

株式会社プラグマ様

一人ひとりが際立ち、現場がイキイキしてくるのを感じました。
コーチングの学びは『未来をつくる』仕事をする方にお勧めしたいですね。

プラグマグループ様は、会計と人事労務の分野におけるアウトソーシングおよび未来会計をはじめとするコンサルティンサービスを幅広く、お客様のご要望に応じて提供をされています。グループ内に税理士事務所、社会保険労務士法人を併設し、海外の提携企業との連携による〜再委託も行われています。

今回、代表取締役社長 堀口恵子様より、ご⾃⾝や組織の課題を共有いただいたのをきっかけに、当社より「社内コーチ養成スクール」を実施させていただきました。ここでは、当社サービスの導⼊の検討、実施にいたった背景や導⼊後の変化、また、新たな取り組みなど
についてお話を伺いました。

■株式会社プラグマ様について:

ウェブサイト▶:https://pragma.co.jp/

当社にとっての『クライアントファースト』とは何か。あらためて向き合いたいと思った。

Q.コーチ養成スクールを受講しようと思ったきっかけは何でしょうか?

A.当グループは会計・税務、給与・社会保険業務を行なっていますが、もっとお客様に寄り添ったサービスをしていきたいと思っていた折、清原氏がよく言われている言葉であり、また自身も大切にしていた『クライアントファースト』に、あらためて向き合いたいと思いました。例えば、当社も提供する『未来会計』※1というサービスには、「コーチング」がぴったりであると思っていました。コーチングでは、「答えは自身の中にある」と言われます。『未来会計』を行う上では、まさに「お客様の中に」答えがあり、それを発見していくための「問いかけ」や「傾聴」が大切だと思いました。この技術を、自分だけでなく社員にも習得してもらえたら良いな、と思ったのがきっかけでした。実際に受講をしてみると、コーチング技術は、未来会計だけではなく、士業全般において大切だと、強く感じましたね。そこで、私自身が数年前、清原氏からコーチングを受けていたときのことを思い出したのです。けっして上から目線でなく、考えるべき視点やヒントをいくつももらえて深く思考し、実行し、変化を感じる。その技法に強く興味を引かれ、お客様とも同じような時間を持つことが必要なのでは、と感じたのもきっかけでした。これまで、自己流ではありますが、お客様に対してコーチング要素を踏まえて向き合っていると、お客様自身に納得感が生まれるのを感じていました。士業は一般的に、「先生が答えを出してくれる」と思われています。課題に対して専門的な立場からアドバイスをすることももちろん士業の仕事ですが、例えばお客様が「未来を見たい」と言われたとき、過去の症例をもとにしたアドバイスだけでは、難しいと感じます。そんなとき、コーチングを踏まえながらお話を進めていくと、お客様自身が行きたい方向を認識してくださいます。自分で出した答え(ゴール)なので、納得してお話が進められ、「うまくいっているな」と双方が感じることができるのです。

変わっていくメンバー。現場のコミュニケーションのあり方が進化を遂げた。

Q実際にプログラムを「受講してみて、変化がありましたか?その変化はどんなものでしたでしょうか?

A.受講者一人ひとりに、変化を実感できましたが、特に若手のメンバーはそれが顕著でした。あるメンバーは、これまで役員やお客様の前でプレゼンする際、緊張のため固くなることが多かったのですが、コーチングに接して以来、同じ場面でも俯瞰的に状況を見て、相手のお話を傾聴し、信頼関係を築いていけるようになりました。こうした変化は、社内でも社外でもリアルに見て感じています。まさに、「行動変容」を自分事として取り組んだ結果、目に見える変化につながったのだと思います。また、他のメンバーの例として、部下との面談でコーチング手法を活かし、部下たちの思いをうまく引き出し、チームに動きを出してくれています。採用活動しかり、現場での同僚とのやり取りしかり、「傾聴」や「承認」といったことが、着実にできるようになっていくにつれ、多くの変化が見られました。また、組織としても変化がありました。例えば、毎日行うミーティングが活性化されたことです。繰り返されるミーティングの中で、メンバー同士がきちんとアイコンタクトができるようになったことです。以前は、タスク確認のみで終わることが多かったのですが、確認作業だけでなく、メンバーが抱えている課題をその場で共有し、皆で議論できるようになったのです。当社は、『一人ひとりにファンがいる会社』という理念を持っています。今回の学びを通して、「あの人に話を聴いてもらいたい」、「あの人と話をしていると元気が出る」と言われる社員、その結果、「経営がうまくいっている」と言ってもらえるような社員が増えてくれることを望んでいます。組織の一人ひとりの存在感が際立つような組織を目指し、「今回学んだメンバーが率先して、理念を体現していけたらいいね」と、皆で話をしました。

組織の活性化のみながらず、プロのアドバイザーにぜひお薦めしたいコンテンツ。

Qこのコーチングスクールをどんな方にお勧めしたいですか?

A.上司と部下が一緒にコーチングを学べたことは、たいへん良かったと感じています。なぜなら、上司である立場から、変わっていくメンバーの姿を見ることができたからです。さらに、普段なかなか話せないようなテーマを共有できたり、そのことをお互いに認識しながらコミュニケーションができたりしたことは、非常に有意義だと感じました。その上でこのコーチングスクールは、「組織を活性化させたい」と思っている方には是非お勧めしたいですね。特に、高度なコミュニケーションが必要なビジネスパーソン、あるいは、相談されることが専門のプロフェッショナルの方には特にお勧めです。また、意外かもしれませんが、システムエンジニアといった業種の方にもとても役に立つかもしれませんね。お客様と打ち合わせをしながら、要件定義を固めていく中で、傾聴をきちんと行い、課題をしっかり把握する技術が必要ですから。さらに、大きな視点で言うと、「未来をつくる」仕事をされる方々全般に、必要なものではないでしょうか。

 

御社の社員の皆さまは、たいへん前向きで、活発なコミュニケーションを取り、実践力も高い方々ばかりでした。今回のお話を伺い、お一人おひとりが身に着けたことをしっかりと実践し、実際に現場に変化を起こされていることが伺えます。また、コーチングのコンセプトと「未来会計」が、非常に相性が良いことも、実感することができました。御社の付加価値が、これからますます高まっていくことを願っております。ご協⼒ありがとうございました。

※1未来会計:主に過去の実績を決算書や試算表などに示す、従来の「過去会計」に対し、お客様が望む未来像を描き、現在からそこに到達するための課題を抽出し、会社の経営状態や方向性を管理する会計方法。

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株式会社リバース・フロウは、エグゼクティブ開発専門のビジネスコーチング、コンサルティングを提供しています。当社のサービスは、行動変容を通した、組織風土改革を目指しています。ひとりひとりの自己変容を促すことで、これからの時代にふさわしいサステナブルな企業体質を築きます。また、企業にイノベーションを創出するための、次世代リーダーに向けた育成プログラムも実施しています。経営者、エグゼクティブ向けのイベントやセミナーも開催していますので、お気軽にご相談ください。
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