Case-3

オルビス株式会社様

「一人ひとりの能力の最大化」を目指すうえで、期待以上に有効だったコーチング
自身も気づかない課題へのリーチが、自発的な行動変容と継続につながる

■オルビス株式会社について:
ウェブサイト:https://corp.orbis.co.jp/

オルビス株式会社は、1987年の創業以来「肌が本来持つ力を信じて、引き出すこと」を信念とし、「ここちを美しく。」をブランドメッセージに掲げる、今年35周年を迎えたスキンケアを中心に展開するビューティーブランド。
第二創業期となる2018年からリブランディングと両輪で組織改革も実施。年齢に抗うのではなく、変化を前向きに捉えながら、その人の持つ美しさを引き出していくことに価値を見出す、『スマートエイジング®』という提供価値を基軸に、様々な取り組みを行っている。「ここちを美しく。」というブランドのメッセージは、制約を外し、選択肢を広げ、年齢や立場にとらわれることなく、ごく自然と湧きでてくる自分らしさを大切にして引き出したいという想いが込められており、それらは従業員、働き方、職場環境にまで強く根付いている。

★HRアワード2022「企業人事部門」入賞

オルビスは2018年からリブランディングと両軸で、管理型マネジメントを脱却。個の力を最大限に引き出し、チャレンジを促進させる「未来志向」で「オープンマインド」な風土づくりに取り組む。全社員に求める行動指針「オルビスマネジャースタイル(OMS)」を制定。部下が上司の「OMS」の発揮度合を評価する「スタイルクエスト」を年4回実施。結果は本人だけが見られるようにして評価とも切り離すことで、内省と自己開発を促進。18年12月から21年6月にかけて組織サーベイの結果が11.2ポイント増加し過去最高になるなど、組織風土改革とリブランディングを同時に実現することに成功した。

「一人ひとりの力を最大化する」ことが組織・事業の成長につながる。
重要なポジションの一つであるミドルマネジメント層の行動変容が、第三者の支援により可能だと認識

Q.なぜ当プログラムを導入(実施)しようと思われましたか?
オルビスは、「スマートエイジング®」という提供価値を掲げています。「人にはそれぞれその魅力が備わっている」という考え方が基になっていて、それはお客様だけではなく、当社の社員についても同じ思いを持っています。つまり、一人ひとりの従業員の力を開放させることが、ひいては事業の成長につながる、ということです。そんな理念を大切にするオルビスで、人材開発の中心的役割を担う私たちHRは、「個の力を最大化させる」というHRポリシーを掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
 このHRポリシーを実現させるためには、大きく2つの階層へのアプローチが必要です。
ひとつは現場にいる人材、一人ひとりの「ソフト面の開発」です。HRポリシーが掲げるような、能力(ハード面)を最大限に発揮するためには、やはりその人に「器」が備わっていないといけません。例えば、視点の多様性、共感を呼ぶ信念や行動など、「人間的魅力の向上」や「精神的な成長」が必要です。
 そしてもうひとつは、マネジメント層のリーダーシップ開発です。HRポリシー実現のためには、現場の魅力を引き出すための大きな影響力を持つのが、この層です。
 現場にしてもマネジメント層にしても、業務の専門知識やスキルなど、ハード面は自らの努力で伸ばすことはできます。しかし、ソフト面の開発というのは、自らの努力だけではなかなか難しいものです。社内のリソースだけで取り組もうとしても、そこには評価やしがらみといったさまざまな軋轢が絡んできて、大きな効果が望めなくなることもあるでしょう。
 「心理的安全性」を担保しつつも、利害関係のない第三者による客観的なフィードバックが必要で、それがあるからこそ、「真の成長」を望むことができるはずです。第三者的立場の支援があればこそ、ソフト面は大きく伸びる領域だと考えています。
 コーチングは、マネジメント層の現場への影響力を最大化させるために、有効だと考えました。一律の研修ではなく、より「個」の行動変容に焦点を当て、その人にとっての必要なソフト面を開発する。それには、高い専門性とソフト面の課題に対してパーソナライズに支援いただけるリバース・フロウ社にコーチングを依頼するのが、妥当だと判断しました。

事実をきちんと受容することが「行動変容」のキー
受容があればこそ行動変容は効果を生み、現在もなお継続できている

Q実際にコーチングを導入してみて、対象者にどのような変化がありましたか?
 最も印象的だったのは、対象者が、「これまでの人生を通して向き合うことが難しかった課題に、正面から向き合う機会となった」ということです。そして、本人が自覚できていなかった課題を発見できたことは非常に大きかったですね。
 一般的に人というのは、自分にとって都合の悪い事実を突きつけられれば、容易に受け入れられるものではないでしょう。しかしこのプログラムが始まり、対象者に、「厳しい真実をきちんと受容しよう」とする姿勢が生まれたことがわかりました。受け入れがたい事実と向き合えたことで、表層的ではない「本質的な行動変容」に取り組むようになったのです。もしもこれが、やらされ感や、表面だけで取り組んだのであれば、効果はすぐに消えてしまうでしょう。ですが、きちんと受容し「本当に自分が変わりたい」という強い思いに至ったことで、対象者の行動変容による効果は、今も継続しています。
 つまり、行動変容が継続できるかどうかは、最初に対象者自身が事実をきちんと受容できるかに尽きると思います。また、コーチング後の具体的な変化としては、対象者が以前にも増して「周りから頼られるようになった」ということがあります。結果的に、狙っていた以上の効果でした。

コーチの「課題への本質的理解」と「バランスの良いアプローチ」がポイントだった

Qリバース・フロウ社のコーチングの特徴は何だと思われますか?
 2つの要素をバランスよく持って、コーチングをしていただけるところです。
 1つは、コーチの「課題への本質的な理解力」です。会社側が認識していた課題感を、事前に丁寧にヒアリングし、深いレベルで理解してくれただけでなく、コーチング進行中の変化していく課題に対しても、柔軟に対応してくれました。
 最初の段階で、本質的な課題をキャッチアップしてくれたので、スムーズにコーチングがスタートできた印象です。また、何よりプログラムが進行する中で、対象者とコーチのやりとりがいわゆる「ブラックボックス化」されることなく、非常にタイムリーかつ明確に可視化されていたのが、安心できました。
 もう1つは、極めて冷静な「第三者の視点」でコーチからアドバイスやフィードバックがもらえたことです。会社からすれば、対象者について、「その人に行動変容を伴った成長をしてほしい」というストレートな要望があるのは事実です。コーチが会社側のそうした意図を理解したうえで、対象者の立場にも配慮しつつ、会社とはまた違うやり方や視点でアプローチしてくれていました。対象者自身がアップデートされるよう、その個性やポテンシャルに応じながらリードし、行動変容を促してくれているのがわかりました。
 これまでのコーチングのイメージは、「対象者か?HR/依頼側か?」という、どちらか片方の視点に偏るように思っていました。しかし、リバース・フロウ社のコーチングは、この両方の視点をバランスよく保ちながら、双方にとって利になる有効な行動変容を進めてくれることが、たいへん心強かったです。

本質的な行動変容の結果を求められている企業のご担当者に

Q当プログラムをどのような企業や人にお勧めしたいですか?
 今まさにコーチング導入を検討していたり、「コーチング研修などを実施しているけれど、本質的な行動変容が見られない」という課題を持った企業ですね。
「変化はあったものの、格好ばかりになっている」、「いまひとつ効果が見えない」など行動変容の効果に疑問を持たれている方々は、リバース・フロウ社のコーチングプログラムやコーチングにおける考え方をぜひ聞いてみてください。きっと可能性や道が開けると思います。

オルビス株式会社
HR統括部 部長
岡田悠希(おかだ ゆうき)様

2008年に株式会社ポーラへ入社し、トータルビューティ事業本部で九州・首都圏を中心とした店舗マネジメントを経験。その後、現場における組織開発、マネジメント開発を牽引。2018年からオルビスに出向し、HR部門にて第二創業期からの組織開発や制度改革を主導する。2021年1月より、HR統括部 部長に就任し、オルビスが掲げる「スマートエイジング®」の提供価値のもと、一人ひとりが自分らしく働ける組織づくりを目指している。

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