Case-7

株式会社ポーラ様

メンバーの自己効力感を向上させる環境づくりのための取り組み。 質の高いアセスメントとコーチングで、自己理解が深まり、強みの発揮が実現した。 さらなるチームのブレイクスルーを目指す。

■■■株式会社ポーラについて:

https://www.pola.co.jp/

1929年(昭和4年)に静岡市で創業。1940年にポーラ化成工業株式会社(POLA Chemical Industries, Inc.)として法人化。戦後の1946年にポーラ化成工業から化粧品販売事業を分離し、株式会社ポーラ化粧品本舗が設立。
2006年9月に純粋持株会社である、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスを設立。翌2007年1月より、同社グループは持株会社制に移行、その後同年7月、株式会社ポーラ化粧品本舗は、株式会社ポーラに社名を変更。
近年は訪問販売だけでなく、百貨店の化粧品売り場やファッションビルに「ポーラコーナー」を設けたり、エステティックサロンを併設した小型店舗「POLA THE BEAUTY(ポーラ・ザ・ビューティ)」を展開するなど、店頭販売にも力を入れている。

 

※導入したサービス:Savilleアセスメント(一部、コーチング含む)

自らのポテンシャルと課題を正しく認識することで、メンバーの強みの発揮につながった。 このアセスメントは、質の高いチームビルディングに活かせる。

Q.プログラムの導入に至った背景や経緯は、何でしたか?

 

私のチームメンバーに対し、Savilleアセスメントを実施したのですが、その背景としては、私が普段から「人は、自分自身を知ることが難しい」と思っていたことにあります。
日々の業務に向き合う中で、果たしてどれだけの人が、「この仕事に自分の強みを活かせている」と考えているのでしょうか。忙しい日常では、仕事ぶりについてフィードバックを受けることはあっても、自らのポテンシャル、強み、あるいは課題に言及される機会は多くありません。
私は管理職として、まずメンバーひとりひとりに、自らのポテンシャルをできるだけ客観的に認識してもらいたい、と思っていました。時として自分自身へのバイアスなどが邪魔をして、みずからの可能性にフタをしてしまうことは、本当にもったいないことだと思っています。彼らの強みをニュートラルに把握し、それを伸ばしていけるような仕事をデザインしたいと思っていました。
そして、もちろんその先には、メンバー同士が互いの強みやポテンシャルを認識し合い、質の高いチームビルディングに活かすことを狙っていました。

プロフェッショナルによるコーチングやフィードバックにより、自身も気づいていない「秘められたポテンシャル」を発見。覚醒したメンバーが、自らの意思を持って仕事に取り組むようになった。

Q.プログラムを実施してみて、どのような手ごたえや変化を感じましたか?

 

私は「メンバーの自己効力感が向上する環境づくりをしたい」という思いを持っています。そんな環境であれば、メンバーは「意思をもって働くプロフェッショナル」に育っていくでしょう。
このSavilleアセスメントでは、メンバーたちの強みやポテンシャルがわかります。それだけでなく、各メンバーがアセスメントをもとにコーチから1on1をしてもらったことで、さらに効果が上がりました。第三者であるプロフェッショナルから、明確な根拠をもとに、みずからの能力や、自分でさえ気づいていない秘められたポテンシャルをフィードバックしてもらうことが、彼らにとってなによりのギフトになったと思います。
ニュートラルな立場のプロフェッショナルから、率直に伝えられたフィードバックによって、大げさかもしませんが、覚醒したメンバーもいます。例えば、今まで苦手だと思っていた領域の仕事が、じつはむしろ向いているものであることがわかり、以来、自ら率先して取り組んでいくことで、周りから頼りにされ、「ありがとう」と言われる機会が増えています。こうして周りから「ありがとう」が引き出されるのは、その人が強みや能力を自覚し、発揮してこそ可能になることですよね。
また、私の組織は社外の方々とやり取りをする機会が多く、そういったシーンでは「あなたにはどんな価値があるか?」を暗に問われることも多い。そういった場で、本人が自らのことをきちんと認識できていないと、相手と持続的な関係を築くのも難しくなります。自分の力を客観的に評価し「己を知ったうえで取り組んでいる仕事」は、「何となく仕事をこなす」という姿勢よりもパワーや生産性を生みます。常に、何をするにしても、自らの意思をもって取り組むことが増えるはずです。

クライアントと一緒に課題を考え、柔軟に設計されるアプローチ。ビジネスパートナーとして、共に楽しみながらサービスに取り組んでくれる。 リバース・フロウは、クライアントとの関係性をさらにポジティブなものに高め、関わった人たちのキャリアを花開かせる。

Q.リバース・フロウ社のサービスの特徴は何だと思いますか?

 

可変性が高い、つまりカスタマイズ設計が非常に柔軟であること。そして、クライアントとして想定していないブレイクスルーを起こせること、です。

サービスの提案は、いわゆるパッケージありきではなく、クライアントと一緒に課題を考え、それに対するふさわしいアプローチを柔軟に設計してくれます。そして何より、サービスのプロセスをクライアントや当事者と一緒に楽しんでくれていることが、当社にとってはうれしい点です。

また、リバース・フロウ独特の、クライアントとの関係の築き方にも大きな特徴を感じています。いわゆる顧客とベンダーといったドライな関係を超えた、ポーラのビジネスパートナーとしての関係性が築かれています。そんなパートナーとして、私たちがまだ気づいていないブレイクスルーを起こすための芽を、常に一緒に探してくれるのがリバース・フロウらしさだと思います。

さらに、そのようにして関係が築かれたクライアントどうしがつながることができており、私としては会社内に留まらず、外の世界でも有効なネットワークを築くことができています。

そしてコーチングを受けたメンバーにもまた、ブレイクスルーが起きています。彼らがたくましく変化・成長していく姿を見るのは、上司として最高にうれしい瞬間で、「コーチからの教えが、そのまま行動に出ているな」と思うときがあります。実際、コーチングを受けた彼らは、全員キャリアを花開かせているんです。これは大げさではなく、すべて本当の話ですよ(笑)。

「人のことを本気で考えている企業や団体」にお勧め。 「自分とは何者か」という、難しいけど大切な問いに向き合わせてくれる。

Q.当プログラムをどのような企業や人にお勧めできますか?

 

「従業員の人生を、本気で考えている企業や団体」にお勧めしたいです。

『人的資本経営』が尊重される現代、もし終身雇用制が終わるとしても、企業はそこで働く人の人生を預かることに変わりありません。そこは変わらず、「働くことの意味づけ・意義づけ」をサポートしていかなければならないのです。そのプロセスでは、やはりプロフェッショナルの知恵や視点が必要になります。

例えば、フラット化・カジュアル化していく組織の中では、特に昨今、「マネージャーの存在意義とは何か?」が、問われています。そんな時代であるほど、一人ひとりが「自分の持つ価値とはどんなものか?」に向き合わなければなりません。にもかかわらず、多忙な私たちは、なかなかそうした問いに向き合うことが難しく、自分では気づけないことが多いのではないでしょうか。リバース・フロウの関わり方は、そうした「自分とは何か?」という、難しいけど大切な問いに、きちんと向き合わせてくれます。

株式会社ポーラ
コーポレート室 室長
佐藤 幸子 様

東京都三鷹市出身。

入社後、営業、販売企画、プレステージ事業、組織開発、人事、経営企画を経て、2021年にサスティナビリティ推進室を新設。2023年からはサスティナビリティに、秘書やガバナンス領域を加えたコーポレート室に従事。コーポレート価値の向上を目指している。ウエルビーイングを追求する「ポーラ幸せ研究所」や女性の健康課題に向き合う「フェムケアタスクフォース」も兼任。趣味はゴルフと旅行。

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